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11月10日

今年の春頃の日記にて、プロ野球の順位予想を書いていた。そして今、ペナントレースも終了ということで、答え合わせをしてみますか。

■セ・リーグ
   予想   結果
1位 広島   読売
2位 読売   阪神
3位 中日   中日
4位 横浜   横浜
5位 阪神   広島
6位 ヤクルト ヤクルト

■パ・リーグ
   予想      結果
1位 西武     ソフトバンク
2位 ソフトバンク ロッテ
3位 楽天     西武
4位 日本ハム   楽天
5位 オリックス  日本ハム
6位 ロッテ    オリックス

我がヤクルトスワローズの最下位だけは、絶対の自信をもって的中させましたが、それ以外はなかなかにセンスの無い外し方でした。特にあんなに強かった読売を2位に下げたあたりに予想家としてのポンコツ感が滲み出ております。


11月13日

圧倒的な運動不足だった。今年一気に世界に広まったテレワークの環境に身を置いて以降、週に一度の出社日以外は家から出なくなったのだ。
半分引き籠もりのような毎日を繰り返し、靴を履くときに気が付くのだ、外に出るのは先週職場から帰ってきて以来だなと。
気付けば体重が増えていた。70キロの天井を易々と突き破っていた。

「走るしかない」

ゆっくり長々と歩いている時間も無ければジムに通うのも勿体ないので、限られた時間でも何だか頑張った感を得るには走ることくらいしか思いつかなかったのだ。

こうして昼休みになると、近くの公園までの道中と公園内のランニングコースを十周ほど走ってくるようになった。
毎日の職場への往復に比べ、このランニングが如何ほどの運動になっているのか。そもそも職場に通っていた時ですら運動不足だと言われていのだから、効果の程度など推して知るべしである。それでもやらないよりは良い。

そんなランニングも始めてかれこれ四ヶ月になる。
ここまで続けてみて改めて思う。走っていても辛いだけで何も楽しくない。ただただ走っている間は苦しいだけだ。続けられているのは義務感や危機感が燃料となっているだけで、これを趣味にしている人たちの気がしれない。

ランニングという運動そのものへの好き嫌いはさておき、これだけ公園に通っておきながら、これまで気にも留めていなかったのだが、先週ふと公園内のコース脇に腹筋運動の器具を見つけた。そこで今週からは、コースでのランニングの最後に腹筋運動も追加することに決めた。
ちなみに器具といっても大層なものではなく、傾いた長方形の台の端っこに棒が付いているだけの代物である。片側にだけ肘置きの付いたベンチが傾いていると言えばイメージし易いかもしれない。
この棒に足を掛けて台に寝転ぶと頭が低くなり逆さまに滑り落ちそうになるが、棒に足を引っ掛けているので台の上で留まれるという仕組みである。(本来は手で棒を掴んで足を上げるものらしい)


さて本日のこと。公園の周回を終えて腹筋器具の場所へ行ってみると、すぐ横で推定七十歳くらいの上品なおば様が縄跳びをしておられた。目的は私と一緒で、なまった体に活を入れようといったところだろう。

「ちょっとここ、使わせてもらいますね」

念のためにそう断って傾いた台に乗る。そして台と棒の隙間に足首まで通し、足の甲でつっかえるようにして体が台から滑り落ちないようにした。やってる本人の感覚では宙吊りのような態勢となる。そこから二十回の腹筋を始めた。二十回としているのは、もちろんそれが現状での限界値であり、それ以上は腹筋がちぎれる可能性を考慮してのことだ。


そして回数を重ねてゆき十九回、腹筋……よりも足の付け根辺りの痛ダルさで限界に達している。
いつも二十回目の体を起こした際には、足を固定している棒を掴むと決めている。これは仰向けの態勢で固定された足を外すと頭から滑り落ちるため、棒を手で掴んだ状態で足を外すためである。ところが、そんな最後の最後に棒を掴んだ瞬間、右肩を中心に激痛が走った。
台からは降り立つことができたが、つったような痛みながら楽になる姿勢が判らず、「うぅ……」と呻きながら肩を押さえるしかなかった。
腹筋した人が肩を痛めているのだから、おば様もキョトンでありました。

これは世界中の公園で腹筋運動を行う人全てに、肩へのダメージという同じ轍を踏んで欲しくないと願い、ここに記すものである。


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