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2018年1月8日

そこそこ長い冬休みをもらったものの、何もしていない。
休み前半は実家に行ったが、移動しただけで何もしていない。
後半は自宅に戻ったが、何もしていない。

ゲームを起動することもなく、PCを起動することもなく、本の1ページも読むこともなく、出かけることもなく、 夜は子供たちよりも先に寝てしまい、朝は子供たちより遅く目覚める。
しばしば何かやりたいことを考えなければと考えつつも、5分後にはそんな考え事があったことも忘れてぼんやりと過ごす。
風邪と口内炎と寒さで無気力が増幅されて、人生の無駄遣いな日々を繰り返す。

気が付けば休みも今日まで。
正気を取り戻したかのようにとりあえずPCを起動してみたが、思い返せば後悔しか書くこともない。


1月9日

国際情勢がひっ迫し、日本の安全保障が脅かされている昨今、テレビでは相撲とパンダの話題ばかりである。

パンダがなぜあんなに人気なのだろうか。
パトカーと同じカラーリングなのに。


1月30日

休憩がてら職場近くのコーヒーショップでテイクアウトする。

そんな店で最近、レジに新商品のこんなプレートが置いてある。

「 圧倒的うまさ 大人気商品 復活!

    ほうじ茶ラテ 〜きなこ黒糖〜  」

サブタイトルっぽくないものを「〜」ではさんでサブタイトルみたいに書いてあるところが、
「花の慶次 −雲のかなたに−」っぽく感じた。

あとは、圧倒的うまさの大人気商品がなぜ廃止されてたのかという疑問しか湧きませんでした。


2月4日

モンハンに手を出した。
新作がPS4のビッグタイトルということで、約10年を経ての挑戦。


さて、最寄りの ららぽーと には、駐輪場の横にドッグランが設置されていて、いつも犬たちが駆け回っている。
そんなドッグランのそばを通るときには、どの犬がカワイイかななどと思いながら、犬たちが目の保養になっているのです。

ところが今日は違った。
こちらに側面をさらしている犬を見ると、
「これなら狩れる!」
としか思わなかった。
「可愛い/可愛くない 」の判定基準が、「狩れる/狩れない 」になってしまっている。

モンハン効果だ。

この手のサブカルチャーは凶悪事件の動機とされる風潮が以前からあって、犯罪者の家にそんなゲーム・映像・漫画があろうものなら、喜々として報道されます。
「なんでもサブカルのせいにするな!」
「病原性大腸菌の時のカイワレ大根と同じでスケープゴートだ!」
「ゲームの無い時代なんて火炎瓶とか投げてたじゃないか!」
サブカルファンの魂の叫びが報道の度に聞こえます。
もちろん俺もそう思ってました。

ただ、温厚で気の小ささに定評のある俺ですら、よそのペットで狩りを想像したくらいです。
広い世の中、これはやる奴いるわ。


2月21日

もう40年近く前の写真。
並んで写る4人の小さな子供のうち3人は、ウルトラマンの必殺技スペシウム光線を出す時のポーズをとっています。
残る1人の子供がとっている両手をグーで腰の横に置いている地味なポーズこそ、当時の仮面ライダー(スカイライダー)の変身の初動体勢であり、幼稚園で撮影された俺だ。

なぜ変身ポーズではなく変身前のポーズなのかは当時の子供らしいこだわりだったのだろが、この通り俺は仮面ライダー派なのだ。

ドラクエ派 or ファイナルファンタジー派、
全日本プロレス派 or 新日本プロレス派
陸軍派 or 海軍派
ごはん派 or パン派 など、
世の中には謎の2大派閥が多数存在しており、仮面ライダー派 or ウルトラマン派 もそんな日本のメジャー派閥なのだ。
ただし派閥ではあるが、派閥抗争は起こらない。なぜなら構成員のほぼ全員が、両派閥にがっつり足を突っ込む裏切り者だからだ。


ジロウが去年の夏頃から仮面ライダーを見るようになった。
ただその姿があまりにも俺の趣味と異なって格好良く見えなかったもので無視していたのですが、昨秋から始まった現シリーズは一緒に見てみることにした。

これが面白い。
昭和ライダーへの思い出補正を鎧袖一触する面白さ。
まず設定とストーリーが難しい。
こんなの4歳の子供に理解できるわけがない。

次に子供におもねらない台詞の数々。
「自我を失う」なんて台詞がふつうに出てくるし、毎回のオープニングのナレーションの最後が「混沌を極めていた!」ですよ。平和の対義語の混沌ですよ。

この物語は、とにかく裏切りが多い。
主人公とコアメンバーの二人以外に登場する人たちは、ほぼ全員が裏切ります。
昭和ライダーでは名物だった、おやっさん的な人までが、最も悪質な裏切りで敵に回るという、誰も信用できない展開。

特撮のバトルものは乱暴になるから子供に見せないという親が多いが、これはもうそれ以前の道徳教育のレベルでぶっ飛んでます。
そもそも根本の設定が、日本が3つに割れて戦争してますからね。


バトルものですので、ストーリーが進むにつれて、主人公たちの強さがインフレしていきます。
最近見たところだと、初期の強敵がザコ化してしまい、「いつか俺はまた貴様の前に現れる! 憶えておけ!」と吐き捨てて逃げていきました。
おそらく物語の終盤にパワーアップして帰ってくるのだろうなと思っていたら、とんでもない強敵として、中2週で帰ってきました。
二軍で再調整してきたローテーション投手程度の間隔での再登場ですが、このあたりは子供向けにしてあるのでしょうか。
あまり寝かせると子供は忘れそうなので。


バトル系特撮ものなのに、変身システムとか戦いについては全くの触れませんでしたが、そんなことは子供に任せておいて、大人はこんな風に楽しめるという話。


3月21日

春分の日に季節外れの大雪のニュースばかり。そんな中で雪化粧の松本城のニュース映像が流れた。

それを見たタロウが、「他に誰の城があるの?」

何の話かと詳しく聞いてみると、彼は以前ケーブルテレビで『風雲!たけし城』を見たのを憶えていた。
ビートたけしが城を持っているのと同じように、松本城はダウンタウン松本の城だと思ったらしい。

小学2年生の年頃で、芸人へのこの種のイメージを持つ危険。
全力で誤解を解いておいた。


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