とりあえず、人が食べる漫画か、人が食べられる漫画を描いとけば、今は売れるらしい。
『進撃の巨人』がヒットして以来、デカい生物に人が襲われる漫画が増えた。
とはいえ、増えたとは間違いないが、そんな漫画で溢れかえっているとまで言ってしまうと、言い過ぎだろう。
さすがに二番煎じ感が強く滲み出てしまうからだと思う。
少なくともそれらの作品の作者たちは、進撃の巨人を読んでいるはずだ。
それよりも増殖しまくっているのが、グルメ漫画だ。
べつにグルメ漫画は新しいジャンルでもなく、クッキングパパのようなグルメ漫画が細く長く続いていくものでした。
ところが最近の漫画コーナーでは、サラリーマンが毎話昼飯を食ったり、OLが毎話居酒屋に行ったりするだけの漫画を皮切りに、
色んなシチュエーションや世界設定で飲み食いするだけの漫画で溢れています。
本当に食うだけなのかと、本屋に置いてある試し読みの小冊子でいくつか読んでみましたが、本当に食うだけでした。
周りに買っている人が一人も居ないのすが、需要と供給のバランスが壊れているとしか思えない。
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