俺は不眠とは無縁な人間だ。
布団で寝ころぶと、すぐに眠りに落ちる。
これは日常の習慣が、長年くり返されるうちに自己洗脳のレベルへと昇華して、身体や脳に動きがインプットされたのだろう。
だから、いくら頭では「寝たくない!」と思ったところで、もはや無駄な抵抗なのです。
子供を寝かしつけていても、俺が最初に寝てしまうので、子供がいつ寝たかなど、知る由もないのです。
ここ数年に至っては、床で寝ころんでテレビを見ても、すぐに眠りに落ちるようになった。
番組中にCMを挟まれると、まず助からない。
もう睡眠時以外は、寝ころぶことも許されない体になってます。
そして最近では、座椅子に座っていても、眠りに落ちることが判明した。
いつも座布団に座ってゲームをするのだが、あるとき座椅子を持ってきてゲームをしてみたところ、あっさり寝落ちした。
どれもこれも全て、寝てしまう呪い。
寝ころんでテレビが見たい。
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