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6月8日

永らく更新が滞っておりましたが、何てことはない、ただサボってただけです。

まぁ、そのうち執筆意欲が湧いてきて何か書きたくなるだろうと思いつつ、変わりばえのない生活を送っておりました。
しかし人間というのは慣れてしまうものなんですね、「書かないこと」が習慣となって、まったく更新しようという流れにならないんですから。

「昨日のあれ、日記に書けるな」
「この前のあれも、書いとかなきゃ」
なんて思ったこともいくつかあったように記憶はしてますが、書かないまま、もう全て忘れてしまいましたもの。

自己満足だけが原動力の日記で、そもそも「執筆意欲」などという立派なものでもなのですけどね。



さて、そんな今日の午後。
仕事の休憩がてら、同僚と3人で売店に行った時のこと。

会話の流れもあって、ふとひとりに、
「最近、生きてて楽しい?」
と聞いてみたところ、彼は「楽しいよ」と答えた。

これが若さというものかと、もう一方の年長の同僚にも同じ質問をしてみた。
するとこれまた、「楽しいよ」と答えるではありませんか。

あまりの答えに動揺する俺に、怪訝な目を向ける同僚たち。

夢も望みも無い世の中で、ただ生きるためにもがき続けてる、 現代の社会人たちはそんな3流バラードのような日々を送っていて、 楽しいことなど何も無いと答えるものだと予想していたのに。

そういえば数年前に地元の友人たちが「仕事が楽しい」と言った時にも、同じような衝撃を受けたのを思い出した。


そうか、みんな楽しかったのか。
まさか俺だけがズレていたとは。
これはではいけない。
俺ももっとこう楽しみを感じながら生きなければ。
どうするか。。。そうだ、まずは日記を更新しよう。

なぜかここで、執筆意欲が湧いた。
本屋に並ぶ胡散臭い啓発本よりも、自分と同じように過ごしている周囲の人間が意外と日々を楽しめていることを知る方が、 啓発されるというのが分かったことは、画期的な発見なのではないでしょうか。


6月9日

ここ数日のスポーツニュースを見ていると、読売ジャイアンツが大型連敗を喫しており、 11・12・13連敗と球団記録を更新すると共に、日々順位を落としていっている事態が、 もう連日トップニュースで報じられていた。

そして今夜のトップニュースは、そのジャイアンツがついに連敗を13で止めたというものだ。

さて、ここで我がヤクルトスワローズはといえば、 なぜか大連敗のジャイアンツとのゲーム差が連敗前の状態から縮まっていない。

というのも、最近のスワローズの成績は、
1勝13敗1分。

地味にジャイアンツと同じくらい負けている。
しかも、例によってスワローズの連敗なんて全く話題になっておらず、まさに人知れず。

人知れずな証拠に、昨日職場の阪神ファンに握手を求められた。 もちろんそれはジャイアンツが連敗しているからなのだが、スワローズも一緒に連敗していることは知らなかったのでしょう。

それもこれも途中で1つ勝ってしまったからですか?
いや、全部負けていても、まったく話題にならなかっただろう。
30年来のスワローズファンの経験則なので間違いない。


そして今、ジャイアンツは勝ったが、スワローズはまだ負けています。
弱い理由は他でもない。毎年々々同じ轍を踏み続けるこのチームは、 今年もまた怪我で主力が半減しているのです。

今年のチームのキャッチフレーズは「目を覚ませ!」ですが、 早くもこの時期に自力優勝が無くなってもまだ目は覚まさず、 交流戦全敗の可能性を残しております。


6月26日

午前中、競馬予想に忙殺。
一つ二つのレースの予想にやたら時間がかかる。

昼食が終わる頃、すでに取り返しのつかない負け越しを喫しているスワローズの野球中継が始まる。

今日もまた劣勢のまま試合が進み、時刻は15時台、テレビのチャネルは競馬中継へ。

走り出すまでは長かったけれど、レースが始まってしまうとほんの2分ほどでハズレが確定した。

賭けた小遣いだけでなく、予想に費やした休日の午前をも無駄にした無念に胸をかき乱されながらチャネルを野球中継に戻してみると、もはや逆転不可能な点差をつけられた、試合も終盤の映像が飛び込んでくる。

数分後、相手チーム選手のヒーローインタビューが映し出されている。午前どころか午後も無駄になり、ロクなことがなく潰れていく休日への惜秋の想いに悶える俺に、ヒーローの声は届いていません。


こんな休日をもう何度すごしてきただろう。
無駄な人生を送る、見本のような日々です。


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