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2017年1月3日

実家の風呂は寒い。
親の実家の風呂はさらに寒い。
古い戸建ての風呂は修験場か。

今は子供たちがまだ小さいので素直についてくるが、そのうち「風呂が寒いから行かない」と言い出しかねないレベルだ。

「お風呂で温まっておいで」は日本の家庭ではよく聞かれるフレーズで、子供の頃には俺も母親に言われたものですが、 今思えばあの寒い場所で「温まっておいで」などとよく言えたものだ。

そんな過酷な戸建てで生まれ育った俺も今では温暖なマンションでぬくぬくと生きることに慣れてしまった飼い犬だ。
寒くて毎月熱を出していた実家にはもう戻れないなと正月に帰るたびに思う。


1月18日

『ぬらりひょん』という妖怪がいる。

岡山の妖怪で、家族に違和感なく溶け込み、一緒に食卓を囲んでご飯を食べているが、誰も気付かないという、じじいの妖怪だ。
まぁ食費がかさむものの、存在に気付かないだけに怖くはない、コソ泥レベルの妖怪なのです。


先日タロウが、録画していた『妖怪ウオッチ』の劇場版を見ていたのを俺も横目で見ていた。
すると、妖怪の世界のトップに閻魔大王が君臨するが、その側近のぬらりひょんが裏切って妖怪世界の簒奪を企てるというお話でした。

ぬらりひょんが妖怪ナンバー2とは、過大評価が過ぎる。
しかもハゲじじいではなく、ロン毛の男前。

以前から、ちょくちょく妖怪モノの漫画やアニメでぬらりひょんが妖怪のボスや黒幕として登場するのが気になってはいたのです。

子供の頃に見てた『ゲゲゲの鬼太郎』で、妖怪達を悪事に引き込む悪の黒幕にぬらりひょんが抜擢されていましたが、 あの設定がずっと踏襲されているのでしょうか。

だとすると、水木先生おそるべし。


1月26日

天気の良い休日、例によって近くの壁の在る広場へボール投げに行った。

広場ではすでに1人のおっちゃんが壁相手にボールを投げていた。
壁が在ればボールを投げたくなるのが人のサガであり、俺以外に投げに来ていても不思議はなく、むしろ今まで誰もいなかったのが不思議なくらいだ。

おっちゃんの邪魔にならないよう逆サイドの壁の前に立ち、まずは至近距離から軽く1球投げたところで、
「やりますか」
と声をかけられた。
日本人は奥ゆかしく、「一杯やりますか」といった場合にはある程度の面識を必要とするのですが、 白球を握っての「やりますか」には面識など不要なのです。
妙な仲間意識が湧くという、世界平和の根源がキャッチボールには有るのです。

ただ、10球ほど壁に投げて慣れるまで泳がせてほしかった。


しかし最近の壁当てで、あんなにコントロールが良くなったと思ってたのに、人間相手だと以前と何も変わらない俺が居た。
ただのキャッチボールであるに球が荒れまくり、ミスターの鬼のノックばりに年長者を動かす俺の右腕はどうなっているのか。

間違いない、俺はイップスだ。。。


2月4日

フードコートで海鮮丼を注文した。
すると店員がフリップを指差して、ご飯の量をたずねてきた。
フリップには量の少ない順に
「小盛り→中盛り→普通→大盛り」とある。
普段、白ご飯のおかわりもしたことのない俺は「普通」を選択。
「普通」ですら上から2番目なので、普通といいながらも量は多目なのかもしれない。

先に料金を払って、セルフのトレーに最初に出されたのが、お茶漬け用の出汁が入ったポット。
お茶漬け用のネギ・わさび・おかきは小皿に盛って自由に持って行けとも言われた。
そんなお茶漬け制度があるなら先に教えてくれれば大盛りにしたのに。。。

しかも普通盛りのご飯の量は案外少なかった。

ノーヒントの4択に後出しのオプション、世の中ベストな選択で生き抜くのは実に難しい。


2月11日

ランニングしていないのにランニング障害とはこれ如何に。

身体に痛い箇所は多数あり、一つや二つマシになってもキリがが無い様相なれど、 中でも左足の裏の痛みは特に辛い。
ここは1年ほど前から痛くなったもので、初期の頃は指で押さえると少し痛いくらいのものでした。
それが段々と痛みが増していき、ふつうに歩くだけで痛いレベルまで育ってしまいました。

これがなかなかに不便で、体力的には疲れていなくても足裏が痛くてまともに動けないという。
そろそろ病院に行くか、ともなる訳です。

近所の町医者にはもう懲りているので、近くの少し大きな病院に飛び込みで行ってみた。

事情を話して速攻で出されたのがランニング障害のパンフレット。
「けっこう走ったりしてますか?」と聞かれたので、
「いえ、ここ2年ほどまったく」と即答しましたが、それでもランニング障害なのだそうです。

そんなランニング障害にもいろいろあって、「足底筋膜炎」とのこと。


ついでだったのでもう1点、最近あお向けに寝ていると左脚が痺れることも話してみた。
するとこれもランニング障害の一つなのだそうだ。
てっきり原因は太った脂肪がどこぞの神経を圧迫したといった理由かと想像していたのですが。

先生曰く、俺は左脚のメインの筋肉が衰えてしまっており、脚側面のサブの筋肉を使っているのが悪いらしい。
そのせいで身体のバランスが悪くなっているのが左脚痛の原因なのだそうな。

じゃあ積極的にトレーニングした方がよいのかと聞くと、いや、それはもはやサブの筋肉がさらに鍛えられるだけであり、 よけいにバランスが悪くなるらしい。
治すには地味なストレッチをとにかくやれと言われたが、本当にそんなことでこの痛みが無くなるのかは疑わしいものだ。


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