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7月1日

ネットに出す日記なので、さすがに本名は伏せて、愛称を用いている。
しかし日記を長く続けていると、身近な人物の構成が変わってきて、呼び方に無理が出てきたりします。

この日記コーナーではこれまで、
私自身を「俺」、嫁を「ヨメ様」、長男を「王子」と称してきました。

しかし次男が生まれて以来、次男を「若」などと書いてみたものの、 正直ややこしいなぁと思っていました。

やっぱ気軽な読み物で、読みにくさや分かりにくさといったものは無くしていくべきなので、 これからは子供たちの呼称をシンプルに、
「タロー」「ジロー」としてみます。

まぁこれ以上増えることはないと思うけど。


7月2日

タローが1歳になった頃に購入したビデオカメラがあります。

しかしビデオカメラ内臓のメモリが満タンになったために追加で撮影ができなくなって以来、 彼は役目を終え、放置されておりました。

さて今年、ジローが1歳になったのですが、上記のような理由から彼の映像は少ない。
近い将来、彼に物心が付き、タローとのこの映像量の落差に気付いた時、 運命は彼の非行及び家庭の崩壊行きのレールに乗ってしまうのではないかという恐怖にかられてた訳です。
外付けのハードディスクを買ってきましたよ。


アルバムの写真整理を行う時、過去の写真に見入ってしまって全く作業がはかどらなくなるのは人間の性でありますが、 それはビデオの動画でも同じなのです。
さっさとビデオカメラ内の動画ファイルをハードディスクに移すべきなのに、全くはかどりません。

「いやー、この頃のタローは特にカワイイねぇ」などとヨメ様と話ながら動画を見まくっていたのですが、 ふと2つの事に気が付いていましました。

まず、どの動画を見ても、家の中で撮した映像しか無い。
せいぜいベランダまで。

あと、ちょくちょく映っている俺は、どれを見てもズボンをはいていない。。。


8月1日

花火大会、各地でやってますね。
大きな花火は綺麗なもので、夏の雰囲気に相まって非常に心躍るイベントではあるのですが、そのイベントの前後があまりにも辛すぎる。

会場から駅まで、敗残兵のように疲れた人たちの大移動。
「死の行進」とはたぶんあの事です。

イベントの前も場所穫りがあってね、大きな花火大会だともう午前中にはブルーシートだらけになってたり、何やら予約者が優先されていたりと必死じゃないですか。
そこまで必死になれない俺は、どうしても遅れをとってしまいますので、なかなか花火を近くに見に行こうとはならないわけです。

しかし私も二児の親、子供を花火になんて連れてったことは無いし、今年は千葉に来て初めての夏だし、これはもう行かざるを得ないじゃないですか。
そう、これは親の義務なのです。
義務だから行かなきゃならないのです。
そう自らを奮い立たせたら、少しやる気が出てきたので、近くの花火大会を調べてみた。

8月1日は
幕張ビーチ花火フェスタ
打ち上げ数:1万5000発
昨年来場者:30万人

習志野駐屯地夏祭り
打ち上げ数:700発
昨年来場者:7万人

G1に湧く阪神競馬より、裏開催の中京競馬の方が当たりやすかったりします。
1万5000発に釣られて 30万人に飛び込むより、7万人の700発の方が楽しめる。。。ような気がする。


現地の駅からバスに乗る。
満員のバスに揺られること約15分、バスを降りて自衛隊駐屯地の入口まで人だらけ。

うん、7万人だものね。

最近買った雑誌『歴史街道9月号 (総力特集)碧蹄館の真実』が手元に転がっているので開いてみると、 碧蹄館の戦いでの日本勢の兵力が載っている。

立花宗茂2300人
高橋統増700人
小早川隆景8000人
小早川秀包1500人
黒田長政5000人
宇喜多秀家8000人
戸川達安1500人
毛利元康1500人
吉川広家4000人
大谷吉継1500人
石田三成1500人

文禄の役で雌雄を決した碧蹄館の戦いに参加した日本軍ですら総勢で4万人に満たないのに、近所の花火に7万人ですよ。

7万人でも十分すごい人数であることに気づき、士気の下がる俺がいました。


しかし駐屯地に入ると、道の脇に俺好みの銅像を発見。
少し、士気が上がった。

      



さて、けっこうな広さの広場に出ると、広場を囲むように数十軒の出店が建っていて、盛況なご様子。

ただしそのほとんどが、くじ引き系の店と焼き鳥などの飲食系の店でした。
金魚すくいなどの生き物系や、りんごアメ・わたがしなどの専用の機械が必要系の店は、自衛官には敷居が高いのでしょう。

しかし公務員の自衛隊は利益を求めないので、祭りの出店にしては、どこも値段が安めなのです。
さらにいうと、くじ引きの店では、1等賞や2等賞がちゃんと入っていて、祭りの2日間で賞品を吐き出すつもりなので、運が良ければ当たります。

まぁ我が家が手に入れたのは、外れに等しい賞品でしたが。


ここで、女子の皆様にお伝えしておきたいのは、この祭りは自衛官が主催するイベントなので、どの店も店員がマッチョですよ。

さぞかし興奮するかとヨメ様にたずねてみましたが、

「あー↓ ホンマやなぁ↓」

全く興味を示していないご様子。
身体的美点の皆無な俺と結婚したくらいなので、マッチョくらいでは彼女の心に小波すら立たぬようです。
普段は100円のシュークリーム程度で心を乱す方なのですが。



さてしばらく時間が経ち、花火の時間になりますと、それまで広場を明るく照らしていた照明がすべて消されます。
このタイミングで自分のレジャーシートを離れていた人は、もう迷子確実なのです。

約30分、700発しかないので緩急をつけながら花火が上がります。

それほど大きく見えないので、花火の玉としてはあまり大きくないものなのでしょう。
花火までの距離はかなり近いけどね。


帰りはまた7万の亡者どもの行進。
重い足を引きずりつつ、
「30万人の幕張の方に行ってたら、帰りはどんな目に遭ってただろうか」
などと考えて自分を慰めながら義務を完遂したのであります。


8月2日

今年も8月ということでね、靖国神社に行ってきました。

普段、「歴史好きなんです」などと言いながらダラダラと生きてられるのも、日本の先人たちが命を懸けて戦ってくださったからです。
英霊たちに俺の生活を見られようものなら、ガッカリされることうけあいですが、感謝は忘れておりませんので、ご勘弁いただけますでしょうか。


そして何と今回は、昇殿参拝をしてきました。

YouTubeでよく視聴している動画チャンネルの企画で、「先着申込み600名で昇殿参拝しよう」というイベントがありまして、そこに参加した次第です。

      

何だか昇殿参拝なんて言うと、ハードルが高いじゃないですか。
なのでこーいう企画は非常に有り難くて、難なく且つ安く、昇殿参拝が叶いました。

主催者さまも同じように考えていたみたいで、「みんなで行けば、恐くない」なんて仰っていたのでした。


9月2日

久しぶりに親バカな話をひとつ。

休日の晩御飯。
家族団らんの時であります。

その時はヨメ様と、プロ野球選手の税金の話題になりました。

仮に1億円貰った選手が、怪我などの何かしらの理由で年俸3000万円への大幅減になったとする。
一説には翌年に年俸の半額近い税金の徴収が来ると言われている。
この選手の場合、年俸3000万円の年に5000万円の取り立てが来るので、
高給の年に調子に乗って使い込むと、翌年に大変な目に遭う。
そんな話をしていました。


そこに子供の何なに攻撃。

「 税金って何? 」

そこは五歳のタロー、もっともな質問です。
親として分かり易く教えてあげないといけないのです。

「 国がね、色んな時に税金といって、お金を取るんだよ。
例えば物を買った時とか、働いてお給料を貰った時とかね。
 」

するとタローは、

「 国はヒドいね。 」

やはりそう思うか。
少し詳しく丁寧に教えてみる。

「 いや、そんなにヒドい事じゃないんだよ。
今の自分の周りで考えてみな。
水道ひねれば水がでて、電気も点けば、流した汚い水も処理場でキレイにしている。
インフラといってね、国がみんなから集めた税金を使って、みんなが暮らしやすいように整備しているんだよ。

余所の国によっては、この日本なら当たり前なことが全然整っていない国も多くてね。
日本はけっこう優秀なんだよ。

ね、税金で集めたお金が無いと、国は色んなことができないでしよ?
 」

なかなか噛み砕いて説明できたのではないだろうか。
これなら五歳でも理解できるのではないですか。



「 でもね、とうちゃん。 」



 国は良いことにばっかりお金を使ってないんでしよ? 


お前は天才か。
未来の大物悪徳政治家の片鱗が垣間見えた瞬間である。


9月20日

俺は野球経験者ではない。


◆そんな俺の野球遍歴

●小学時代に近所の子供会のソフトボールチームに入る
※高学年になりレギュラーになるはずが、チームの大部分となる年長者が卒業したために子供不足となり何もしないまま解散

●いい大人になってからプロ野球好き(全員未経験)が集まって、そのプロ野球中継から得た知識のみを駆使して草野球を数回行った
※ピッチャーがストライクコースに投げられない・バットを振られるとチャッチャーが捕れない・プロ野球中継に映らない普段の選手の動きが分からないなどの弊害が発生

●同世代のプロが軒並み引退する35歳辺りから素振りやシャドウピッチングを行い、フォームなどを真剣に考える
※野球の技術を得ることはなかったが、慢性的な腰痛を得た

●40歳辺りから経験者&未経験者混成の小さな草野球チームに参加する
※月イチで楽しく練習するも、1年で関東へ引っ越すことに

以上のように、野球のいろはも知らないまま、その楽しさを忘れられず中途半端い足を突っ込んでいるのです。

そんなに好きなら若い頃からやっておけばいいのにと思われることでしょう。
うん。俺もまったくの同意見です。
そんなに好きなら活動的な草野球チームを探して最後の青春を燃やせばいいのにとも思われることでしょう。
うん。俺もまったくの同意見です。
まぁ、このあたりが、何事にも本格的に取り組めない俺の残念な性格によるものなのです。


さて、そんな俺が先にも書いた通り参加している草野球チームが『安中シャインスターズ』
「安中」は大阪は八尾市内の町名で、よく練習したグラウンドがここに在った。
また、チームメイトが俺のためにヤクルトスワローズと同じ略称の『YS』となるように命名してくれたという噂もありますが、 俺以外はみな他チームのファンなので、あくまでも噂です。



そんなシャインスターズがついに初試合を迎えました。

といっても元々メンバーの頭数が足らないチームな上に欠席者も居るので、半分は助っ人で構成されていんですけどね。
よりによってバッテリーが欠席なので、助っ人にピッチャーをお願いしたのですが、何だか凄いボールを投げています。
この逸材をどこから連れてきたのでしょうか。

俺はというと、1回表にヒットを打って、1回裏には差し出したグラブに上手い具合にボールが入って好補したりと、 なにやら初回で全てを出し切った感がすごいのです。

ポジションは例によってセカンド。
なぜセカンドなのかは以前に書いた気もするが、
あまりの弱肩ゆえにファーストにノーバウンドで届くのがセカンドだけだから。

あと、素人ゆえに、正面の速い打球が怖いのです。
どーしても強いゴロが来ると、逃げ腰になってしまう。
だからサードなんて守れない。

しかし今日は違う。
「当たっても痛くない!当たっても痛くない!」と言い聞かせて、正面のゴロに腰をかがめ、グラブの先を地面につけて果敢な捕球体勢。
俺のせいで試合を壊したくないという責任感が自らを奮い立たせているのです。

なのに決まったようにこうなるのは何でだろうか、
地を這ってきたボールがグラブに収まる直前に急に跳ねて、眉間を強打。
はね返ったボールをピッチャーが捕球していたのを見たようにうっすら記憶しています。
俺の漫画知識では、眉間は人体の急所なのですが、大丈夫、まだ生きています。


試合は負け。
やっぱエラーが多いと勝てないのです。

そんなわけで野球は楽しいという話ですが、めったに大阪に帰れない身ですので、なかなか上手くなる見込みはないのです。


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