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4月24日

家が売れた。

愛着の深い我が城を開け渡すというのは何とも寂しいものです。

去年、急きょ関東に出て、大阪のマンションまで売りさばいてしまうという。
これまで思いきることの無かった俺にしてはかなりの背水の陣。
まぁ背水の陣なんてものは悪手で、だいたい負けるんですけどね。


さて、そんな家が売れるということで、平日に大阪へ。
一週間後にはゴールデンウィークで大阪に帰る予定だっただけに、勿体ない帰阪。
綺麗サッパリ、手続きを終えてきましたよ。


買い手はきっと金持ちだ。
あくまで俺の妄想なのですが、
あれは金持ちの親が、娘の就職祝いにマンションを現金一括で買ってやったんですよ。

俺が35年ローンでセコセコと払っていたマンションを一括で。。。

35年でといっても、60歳から70歳あたりの俺は、本当にローンを払い続けられるのだろうかと悩み苦しんでいた俺に、
「マンションはこーやって買うんだよ」
と、答えを見せるかのように一括で。。。


キーー! 悔しい。
妄想なのに、一瞬だけ共産主義思想が湧いてきようになりましたよ。


5月10日

父を一人大阪に残した親不孝な俺としましては、
ゴールデンウィークとはいえ大阪に帰ろうと思う次第です。

ラーメン食って、競馬行って、ラーメン食って、ラーメン食って、野球やって、バーベキューやって、 飲み歩いて、スパワールド行って、歴史探訪して、飲みに行った という黄金週間でした。
偉そうに言っても、父との行動は最後の「飲みに行って」だけというね。。。


     スパワールドの入り口付近に、

魔界のプリンスことアシュラマンが。

     野球が半年ぶりなのではない、

運動が半年ぶりなのだ。


5月20日

ゴールデンウィークも終わり、カレンダーには当面、祝日らしきものは見受けられない。

そんなふうにカレンダーを見ていると、心の中にまたさやさやと絶望感が漂い出しますので、
精神衛生のためにはゴールデンウィークとシルバーウィーク以外の期間に、
隔週ペースで何かの祝日を配置してもらえないものだろうか。
『海の日』なんてのが成り立つくらいなので、『空の日』でも『陸の日』でも名前は何でもいいので。


そもそもGHQがぬるかったんだよ。
国際法を破ってまで日本のルールに手を出すなら、
愚民化政策で祝日の名前を変えるだけじゃなく、祝日の数を大量に増やせばいいのに。

なんて考える俺には、相変わらず労働意欲というものが欠けているんですね。


6月24日

地方競馬というものが在る。

国が主催するJRA(中央競馬)以外に、日本には地方競馬が各地に点在するのだ。

競馬で身を滅ぼしかねない俺がこれまで破滅を免れてきたのは、かろうじてこの中央競馬からの一線を画してきたためと言っても過言ではないのですが、 とうとうそんな地方競馬に手を出してしまった。

そもそもJRAの競馬場よりも都心、品川からバスで10分なんて所に地方競馬場が在るのがおかしいんですよ。
しかも交流G1の帝王賞は平日のナイター競馬で、仕事も定時で上がれたとなれば、もう「行け!」と言われているようなものなのであります。
まったく東京ってのは怖い所だよ!


大井競馬場に到着すると、すでに第10レースの10分前。 まずは初めての地方馬券を買ってみて、コースの方へ行ってみようと思いました。

とりあえず競馬新聞を購入。
勝手知らぬ競馬新聞の第10レースの馬柱を見たのですが、これはよく判らん。
どんなクラスがあるのか、そして1つ勝てばクラスが上がっていくのか?
何やら「B」とか「C」とか書いてあるのがクラスなのかなど、まったくもって予想にならないので、 血統予想で1頭選んでみました。
また、競馬新聞にオススメ予想が貼ってあり、第10レースは10番の馬を軸に2頭に流すのがよいらしいです。
そこに血統予想で選んだ馬を合わせて、10番を軸に3頭に流す『馬連』で勝ってみようと思ったのです。
(『馬連』とは2着以内に入る2頭を当てる買い方)

しかし馬券購入用のマークカードに『馬連』という購入方式が存在しない。
地方競馬では「馬連」とは言わず、別の名称なのか?
とにかく時間が無いので、3連単に変更して購入、レースを見物することに。

地方競馬場はコースが狭いと言われるが、大井競馬場は比較的大きく、 JARの中でも中央4場(京都・阪神・東京・中山)のダートコースと同じくらいの広さがあるのではなかろうか。
砂は重そうに見えるけど。

そして第10レース。
血統予想で買った8番が普段見せない強い走りで先頭に抜け出す、
そして人気の10番が2着に。
しかし3着には買ってない馬が入ってハズレ。

・・・・・・・・・・

馬連買えてたら当たってたじゃないか。
しかも万馬券


初めての地方競馬で少しビギナーズラックを期待していたかわいい俺が居たのですが、
なんだかいつもと同じような外し方。
もちろんこんな調子で当たらなかったのですから、帝王賞を含めた残りの2レースの結果も語るに及ばず。




21時30分
品川駅に立つ俺は考えていた。

そうだ!今日俺は、競馬なんかやっていない。

今ふつうに残業を終えて帰っているだけなのだ。

平日に競馬なんかするわけないじゃないか。

財布のお金が減っているのも気のせいだし、

売店でビール売り切れと断られたのも気のせいさ。

そーに決まっている。


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