枝豆が好きでして、とくに茹でたての『八尾の枝豆』をこよなく愛する者であります。
そんな俺の影響か、王子(3歳)も枝豆の呪縛に捕らわれた悲しき宿命。休日の夕食では、茹でたての枝豆を2人でパクついているのが、我が家の見慣れた光景だったりします。
そんな王子が先日、
「 畑に枝豆を探しに行きたい! 」
と、言い出した。
いよいよマニア的な要求を放ってきたわけですが、まぁ、散歩がてら行ってみるかと、2人で散歩へとくり出した。
ちなみに我が家の『散歩』とは、王子を自転車の前に乗せて延々走り回るという、自転車を漕いでる俺だけが疲れるイベントのことである。
初期の頃は近所をブラブラと適当に走るだけでしたが、だんだんと遠くの地へと踏み込んでゆき、 最近ではもはや住んでる八尾市に知らない道は無いのではないかというくらいにまで走りたおすと共に、 2つ隣の市くらいであれば遠征に躊躇が無くなってしまっているのです。
さて今回はというと、枝豆畑なんてものは山の方へと進むほどに存在しているのではないかという特に根拠のない予測を頼りに信貴山方面へとペダルを漕ぎ出したもので、 道中に通りかかった畑で自転車を停めては畑を覗いて、「 あれは枝豆かな? 」などと、親子で相談するだけの企画です。
途中からの急坂では延々と自転車を押して坂を上がるという苦行を経て、ついにケーブルカーの駅まで到達。そこで付近の畑を観察し、木の柵に絡まっているツルになっている豆らしきものを「枝豆」と断定して帰ってきたのでした。
あれから時が経ち、このたび八尾市広報で見つけた『枝豆掘り』の参加企画に当選しまして、指定されたこれまた山の手の畑へと枝豆を採りに行ってきました。
この時に初めて知ったことが、枝豆ってのは土から膝あたりの高さまでワサワサと生えた茎と葉の中にごろごろとなっているということ。その見た目は今まで想像していたものとは違うのです。
先日王子と繰り出した山で枝豆と断定してきたものは、枝豆ではないのですね。。。
いちど形を知ってしまえば色々と見えてくるもので、そんな中には非常に残念なものも含まれていたりします。気付いてしまいました、山まで探しに行かなくても、ウチの斜め前の畑に生えているのって、全部あれ枝豆だわ。。。
|