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4月6日

今日は新しいお仕事の打ち合わせに客先へ。
年下上司と共に電車に揺られること40分、大阪有数のオフィス街へ到着。
客は某大企業のグループ会社であり、
事務所を構える施設もこのオフィス街でもトップレベルの巨大ビルである。

そんなビル内に入る。
すでにこの時点でなんだか敗北感のようなものを感じているのは、負け犬根性ってヤツだろうか。
まぁ小者は小者らしく端に座って頷いてやりすごしとこうなどといつもながらのヤル気無さを漂わせながら打ち合わせ室へ案内される。

Windows系開発が主流だったというこのお客。
それがこの度Java系の開発へ取り組もうという事になり、 技術提供の意味も兼ねてJava系Web開発の専門企業である我がチェルノヴイリ社(仮名)へ仕事を依頼したという訳だ。
我が社がいつからJava系Web開発の専門企業になったのかは俺は知らない。
大人の事情なのだろう。

2対5の明らかに人数の合わない打ち合わせ、いやあえて変則マッチと言わせてもらおう。
打ち合わせと呼べる行為は一瞬で終わり、
後は延々と、この日わざわざ東京から出向いたという偉い様による質問攻め。
我らがJavaのスペシャリストという前提での口撃の数々なのだが、コヤツ 明らかに我らを試している。

話の節々から感じ取れる事は、我らに助けを請うまでもなく、 向こうの技術力は既に高い事。
そして俺が1年近くJavaなんて触りもしてない事なんて、 口が裂けようが親が人質にとられようが決して言えない。

それにしても彼らの我らへのかいかぶりっぷりはどうだろう。
我らより先に1度、社長と開発マネージャが挨拶をかねて打ち合わせをしたとの事だが、彼らはいったい何を吹き込んだのか。
こんなに不必要に客の温まった舞台には立ちたくないのだが。

俺に専門的な質問が飛んだ瞬間陥落という背水の陣、
年下上司の鉄壁のディフェンスの下、 なんとかこの精神的集団リンチを乗り切り 凱旋。


また新たなサービス残業の日々が始まるのか。。。
今やってる仕事もまだ終わってないのだが。



そーいやヤツ達、4月末に中間レビューと称して我がチェルノヴイリ社(仮名)に視察に来ると言っていた。
その日には机の上に『 はじめてのJava 』『 10日でおぼえるJava入門 』などの書籍をさり気なく放置し、ド肝を抜いてやろうかなどと無言の抵抗を考えてみたりする。


4月16日

こういうのって連鎖するものなのだろうか。
いかりや長介、はだかの大将、その他大物がここのところの連続で亡くなっているが、
今度は横山光輝先生が亡くなられた。

いかりや氏ほどメジャーではないと思うので軽く説明しておくと、
ベテラン漫画家さんである。
前半は『鉄人28号』や『バビル2世』など、空想科学やファンタジーな作品で漫画・アニメの先駆者となり、
後半は『三国志』『項羽と劉邦』など歴史漫画の第一人者として活躍した。

手がけた作品は230以上。
中でも『三国志』『武田信玄』『武田勝頼』の3作品は明らかに俺の人生に影響を与えている。
さらに言うと、横山光輝・故 司馬遼太郎の両先生のせいで俺は受験に失敗したと言っても過言でない。<コラ

ともあれ、受験生に勉強を忘れさせるほどの作品を書いた偉大な漫画家を失ったのは残念である。


4月18日

まぁ持つべきものは友というべきか
いつもあそんでいる友達連中が俺の誕生日をもてなそうと企画を立てた。
朝9時、企画の内容も知らされぬまま車へと乗せられる。

昼過ぎ、熱田神宮到着。<名古屋?
とりあえずお参りしとくも、とくに願いも無いので
「何かしら良い事がありますように」とだけお願いしておく。

企画内容はよく解からないが、桶狭間の戦勝祈願か?などと思ってたら、
案の定 次に連れて行かれたのが『桶狭間合戦場跡』。

今川義元の墓なんてのも観たものの、残念ながら俺は武田派なので感動は薄い。
しかし桶狭間がぜんぜん狭間じゃない事が分かっただけでも収穫ということで。<そうか?

どうやら歴史好きの俺を歴史の旅に連れて行ってくれたようなのだが、
時間の関係で次はベタに名古屋城へ。
しかも天守ではなく城外の公園でバトミントン。
天守閣へは行かないのかと悪友に問うと、
返答は 城内へ行くと俺が本当に喜ぶから...との事。
うん。いい友達だ。<おぼえてろ

記念に名古屋コーチン食って店を出た頃には夜10時半。
仕事の前日のこの時間にまだ名古屋に居る現実にウンザリしながら家路に。

俺のための企画。嬉しいね。
次に誕生日が来る人には大阪夏の陣の3大古戦場廻りにでも招待しようか。
たしか 若江岩田・八尾・道明寺。我らの家からだと1時間で総て廻れるな。<ニヤリ


4月20日

1週間ほど前から喉が痛い。
近頃の花粉症は風邪に近い症状のものも多いなどと周りから脅かされたりしておりましたが、
昨日からは明らかに且つ疑いようもないくらいの風邪の諸症状。
喉が痛いからと迂闊に飴でも舐めようものなら、
詰まった両鼻とのナイス連携で窒息は免れぬ現状。

まぁ そんな体調とは関わりなくザービス残業の日々は相変わらずです。
こんばんは。

同僚の右将軍(仮名)にキル・ビルのDVDを借りているが、観る時間がない。
なんだかねぇ。もっと生活にゆとりが欲しいね、ゆとりが。

そういえば先週1話目を見逃したTV版『MONSTER』の2話を観た。
原作の雰囲気そのままに絵もキレイでなかなか良さげな感じだった。今のところは。
しばらく観てみるかな。

などとテレビなことしか話題が浮かばないあたり、
忙しすぎるってのは意外にひき篭もりと表裏一体なのかなどと思ったり思わなかったり。

さっきから他愛もなく思った事をそのまま書き連ねているが、
仕事で腐蝕した脳ではこれが限界。


4月24日

今年に入って『仕事』『寝る』のキーワードしか無かった俺の生活に、
2週間前から仕事が更に痛切を極めると共に『病』が加わってロクでもないワーキングライフを満喫している開拓者です。
こんばんは。

上記の理由から、特に新鮮な話題もないので、
最近の闘病記でも書いてボヤみる。<はやくも読者置いてきぼり宣言

4月12日〜、喉痛発症。1週間つづく。
4月16日〜、咳発症。
4月19日〜、から夕方になると発熱。あと鼻水も。
4月22日〜、寝ても熱が下がらなくなる。
   同日〜、腹痛&下痢。ちなみにこの夕方、週末の出勤決定。
4月23日、38.5度の熱を押して出勤中、急の大雨。ずぶ濡れで普通に死にかける。

以上。<言いっぱなし

いや、木曜以降の状態なら普段ならためらい無く欠勤なのだが、なんだこの仕事の忙しさは。
特に熱が出だしてからの帰宅の道中はなかなか鬼気迫る精神力の戦い。
そんな中の火曜日などはあと数駅で最寄の駅という状況の電車内で、俺の正面に座る2人の乗客間で口論発生。
最寄1駅前で取っ組み合い開始。
フラフラの俺を前にしててっきり何か嫌なフラグが立ったのかと思ったが、
交代の運転手などが止めに入りひとまず危機回避も、一刻を争うこの状況で一駅前で見事に足止め。
ケンカの理由は例によって「肩が当たった」。
このてのベタな原因でのケンカはよく見かけるが、よくもまぁそんな些細な事でキレれるな。
その器の小ささはむしろ誇ってもいいと思うよ。
ぜったい友達にはなりたくないが。


と、この日記を書いてる横でたまたま『ブロードキャスター』が放送されてたのだが、
その中の話題によると、各戦国大名の子孫を特集しているのだが、
最近、織田家と武田家はどうやら430年ぶりに和睦したらしい。
今となってはなんともスケールの小さな話だ。


あ〜〜〜明日出勤ヤだなぁ〜〜。


4月27日

PRIDEではリングアナウンサーが一番強そうに見える。


あいかわらず仕事漬け。
ヤバい仕事が終わった時点ですでに次のヤバい仕事に突入してるのだからキリが無い。

そんな時間の無い中、例のやんごとなき大企業の方々が4月6日の日記に書いた通りに、中間レビューと称して我がチェルノヴイリ社(仮名)へと来訪した。
はやい話、看守の見回りであり、作業開始から1週間しか経っていない現在、たいして何も出来ているはずも無く、看守の目に対し、いかに取り繕うかという話である。

作成物等をPC画面に表示して説明し、その後開発スケジュールの説明。
彼らの作成部分と我らの作成部分の結合についての打ち合わせなど、まぁありきたりのミーティング風景。
しかしそれに際し来月15日まで出勤続きの我らのスケジュール表を見せた瞬間、彼らは我らに頭を下げた。
そう「すみません」と。

なるほど、もともと納期が短く、休みもロクにないスケジュールで作業をこなす俺と年下上司に、さすがに申し訳ないと思ったのだろうか。

いやいや、我らも大人です。
忙しいのはお互い様、気遣いだけで我らは十分。
世間はゴールデンウィークですが、
共に頑張って完成させましょうよ。

などと思う間もなく発せられた彼らの言葉は、

     「ウチは29日から5日まで休みますんで、
       連絡等、付き難くなるとおもいます。」


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

手元に銃があったら間違いなく発砲してた。
平和な日本バンザイ。



しかしまぁねぇ、向こうは金払ってる訳だから、とくに悪い事してるわけではない。
少ない人数で残業と休日出勤で賄おうとしてるのはコッチの都合であるし。
まぁ残業しようが休出しようがビタ1文還元されない俺のモチベーションが、湖底に潜む龍の如く下がりきっているのは言うまでもない。


5月10日

久しぶりの更新、こんばんは。
更新さぼる間、世間はゴールデンウィークなど休日づくしでしたが、俺はというと。。。
サービス残業・休日出勤・サービス残業・休日出勤・サービ・・・・・・
とまぁ ウンザリするような楽しくも何ともない毎日。

そんな中、俺は何を考えてたかというと、
「来世 虫などに生まれ変わるくらいなら、ワカメとかで水に揺られてる方がいいなぁ」とか、
「犬はすぐ臭くなるが、犬は人の10倍の嗅覚と言う話もよく聞く。よく我慢できるなぁ」とか。
だいぶ脳がヤられているようで、この程度の事しか考えられん。

ただ、ストレスの発散をと会社横のバッティングセンターへ通いつめたため、
明らかにひと月前に比べて打撃技術がアップしている。
思わぬ副産物と言えなくもないが、その間使った金の量を考えると、
残業すればするほど貧乏になるという我が社の法則に拍車がかかっており、死にたくなってきた。
来世はワカメで。


5月17日

米軍の発注かと疑念を抱きそうな拷問的スケジュールも終了し、
仕事もなんとかひと段落。
平和もいつまで続くのやらって感じではあるが、久々の定時帰り。

ああ。コレだよコレ。
こーゆう「ゆとり」が欲しかった。

帰宅後、とりあえず家の前で最近の日課の素振りしてみる。
今までの深夜近くの住宅街での素振りもなかなか変質者じみて近寄り難いものがあったが、
午後8時の素振りってのは逆に近所の人が通ったりする。
30近い野球素人の公開素振り、なかなかの羞恥プレーである。

時間があるのでゲームも落ち着いてできてしまう。
そういえば悪友どもに6月までに強い馬を作れと指令を受けて買った『ダビスタ04』、
今日こそは最強馬をと頑張るも、我が「へきち牧場」には一向に強い馬が誕生しない。
GTどころか条件戦も勝てない馬がゴロゴロしている。
血統を見ていろいろ考えているのだが、何故だろう。
まさかこのあたりがリアルの競馬でも当たらない所以なのだろうか。
ってかあのゲーム、追い込みなんかじゃまず勝てないような気がするのは俺だけなのだろうか。

これでも俺はゲーム好きだと思っていたのだが、
どーも大学時代あたりから最後までゲームをできない身体になってしまった。
最後にエンディングを観たゲームって何だったろう。
ちなみに最近やったゲームが現在どういう進捗になっているかというと、思い出せるだけで
●プロ野球スピリッツ・・・ペナントレース20試合くらい。
●ダーククロニクル・・・最初の街からまだ出てない。
●天外魔境U・・・砂塵城あたり(全体の1/3くらいかな)
●ギャロップレーサー7・・・3年くらい。
●信長の野望OnLine・・・レベル15(たぶんもうやらない)
●ファイナルファンタジーXI・・・4ヶ月ぶりにやってみたら、操作がわからなかった。
その他もろもろ有りますが、上記以外は2度と手を付けることはないであろう代物達。

何だろう、絶望的に無気力なのかね俺は。


5月22日

週末は野球漬け。

土曜は我が奇跡の野球チームの久々の練習。
いつもは寝坊で遅刻するところだが、今回は本当に私用があったため3時間ほど遅れて参上。
私用の方がそもそも寝坊で遅くなった事は、今回もトップシークレットである。

午後4時にホームグラウンドである十三の淀川河川敷に到着した頃には、すでに皆ダレ始めている。
ボールを受けるのはかなり久しぶりだったのだが、すでに守備練習は終了(やってたのか?)、恒例の紅白戦が始まる。

紅白戦。もちろんチームを2分割して試合を行う事を意味するのだが、
常時5〜7人しか集まることのない我がチームを分割すると恐ろしい事になる。
1チーム3人、ピッチャー・内野・外野を各員が担当することになり、
まともにやるとキリが無いので、
2アウトでチェンジ。
センターラインより流し打ちをするとアウト。
当たりの良さでアウトがヒットかを判断、野手が獲ろうが獲るまいが特に意味は無いという脅威のローカルルール。
さる友人に話したところ、「子供の遊びか」との意見を頂いたが、否定する術は無い。

我がチームの練習方法は全て我らオリジナルのものを考えて行っている。
だって。。。
誰も野球経験ないんだもん!!

2度ほど俺の元へ打球が飛んで来たが、捕れなかった。
ってか、久しぶりで怖かった。
この時、きちんと守備練習をしなかった事を心底後悔するまでたった1日しかかからなかったのだが、それはまた後で書く。

日暮れとともに居酒屋へ。
終電に間に合わず京都のメンバー宅へ宿泊で、日付は土曜から日曜へ。


5月23日

地元にある野球チームが存在する。
地元でよく遊ぶ友人が所属する草野球チームなのだが、
我が奇跡のチームとの決定的な違いは、このチームは強い。
メンバーは元高校球児が数多く参加する、強豪チームなのだ。

最近知ったのだが、俺はその強豪チームのメンバーとして登録されているらしい。
まぁ これは恐らく市の野球連盟に登録するには、その市の住民が一定数以上必要で、
その頭数として名前を貸した形になっているのであろうと予測が付く。

そんな強豪チームの練習試合に今回、呼んで頂いた。
場所は大阪府八尾市と東大阪市の境に存在する本格的な野球場。
      『 場違い 』
この単語だけが俺の脳内を支配する。
小学校の遠足での芋掘り以来の内野の軟らかい土、
犬の糞を警戒する必要のない外野の芝、
淀川の河川敷しか知らない俺が整備された野球場でプレイなんて
インスタントラーメンしか作ったことのない人間がキッチンスタジアムに登場、
PRIDEに反戦運動家が参戦するようなもんだ。

しかもよく知らない人も多々見受けられる強いチームに半素人が混ざる、
ここで初めて自分が分不相応な格上挑戦を行っていた事に気付く。
そもそも俺は人見知りな人間だ。
いつも誰も信じないが、不慣れな環境では急におとなしくなる反営業的な人間なのだ。
試合前のこの時点で、すでに俺の人見知りフラグは立っている。
キャッチボールたった10球程度、手元狂いまくり。
こんな状態で試合開始。
。。。とまぁ開始と言っても俺がいきなり出るわけでもないが。


俺は試合をただベンチ前で見ている。
そして見れば見るほど、ある種の絶望感に襲われる。
非常にマズイ状況に気付いている。
それは俺がココでプレーをすることだけではない。
約2ヶ月後に起こるであろう重大な事実を知ったのだ。


先にその事を書こう。
話が少し逸れるのだが、我が奇跡の野球チームのメンバーの一人が、試合の話を持ってきた。
しかし我がチームはまだ試合なんてできる状態ではない。
たしかに去年1度試合を行っているが、あの時は相手もその日結成の即席チーム。
盗塁もナシの変則ルール。
しかし今回は相手はユニフォーム持ちの本格チームらしいのだ。
それに引き換え我がチームはというと、
  ・ストライクの入るピッチャーがいない。
  ・50%以上の確立でエラーする。
  ・9人揃ったことが1度しかない。
  ・変化球打ちなんて練習すらした事すらない。
考えるといくらでも出てくる。
ちなみに去年の試合では1試合19失点。
しかし被安打は4。
そう、15点は押し出しで与えてるのだ。
間違いなく試合にならない以前に相手に迷惑がかかる。
しかも試合を持ってきたメンバー、会社の同僚の紹介とやらで、相手チームとの面識すらないときた。
これはマズ過ぎる!!

今日の試合を見ている感じ、草野球は塁に出ればとにかく積極的に盗塁を試みるらしい。
この光景を見て、盗塁ナシのルールを申し出る勇気なんて俺には無い。
いやもうキャッチボールを見てるだけでウチとは違うもん。
投げたボールが「シューーー」って音たてて飛んでいく。
ウチの全員山ボールのキャッチボールとは雲泥の差だ。
キャッチャーが受けたボールをピッチャーに返す、そのボールがウチのエースの速球と同じくらいの速さ。。。


こんな事を考えてるうちに最終回。
レフトの守備を命じられる。
何もする前に自身喪失の真っ最中の俺としては、もうボールも飛んでくるなって感じで守備につく。
そんな俺の願いも虚しく、打球はレフトへ。
しかしレフトフライなどではなく、ただの三遊間を破るレフト前ヒット。
速い打球のゴロがレフトへと向かってくる。
「 野球の神よ。我に力を。。。というかせめてこれくらいは無難にさばかせてください。」

  ・  ・  ・  ・  ・

残念ながら笑いの神が降臨しました。
レフトオーバー。。。いや、正確にはレフトアンダー(そんな単語は無い)。
俗な表現を用いればトンネルとも言う。

更には三振と走塁ミス。
走攻守すべての悪い見本を披露。


うん。明日からサッカーしよう。


試合以降、憂鬱な俺がいる。


5月25日

偉人と凡人の違いの一つに、未来予測というのがある。
偉人は先の展開を見越して手を打つが、
凡人の行動には未来予測も自己分析も伴わない場合が多い。
そして行動後に後悔・反省・事後分析が滝のように頭の中を駆け巡る。
かくいう俺も、どうやら凡人の枠の中であぐらをかく人間のようである。

日曜の野球の試合中の走塁でスライディングを試みた。
あの時は、ただセーフになる事だけを考えて滑り込んだ。
立ち上がってから、右ひざを怪我した事に気が付いた。
怪我に気付いてから、自分がスライディングの練習などした事が無いのに気が付いた。
判定はセーフだったが、色んな意味でアウトである。

試合後、ズボンを捲くってみると、右膝が広範囲にズル剥け状態。
帰宅後、とりあえず傷口を洗う。
シャワーで水をかけながら、傷口を擦る擦る・・・。
歯をくいしばるも涙は溢れる。
あくびした時意外でこんなに涙が出たのは、チョッパーが毒キノコ採ってきて以来だ。
とはいえウチには薬の類は見当たらないので、何故こんなものが有ったのか異様に大きなバンソコだけ貼っておく。

翌月曜、出社。
よくよく昨日の事を思い返してみると、あれだけ広範囲の傷ながら、血は全然出ていなかった。
代わりに少し黄色がかった汁が出ていた。
痛みは増してきているような気がする。
いや、正直めちゃめちゃ痛い。
小さい頃はよく怪我もしたもんだが、擦り傷ってこんなに痛かったっけ。。。

会社にてその日履いていた白系のズボンの右膝あたりを確認すると、右膝を中心に醤油をこぼしたような染みが出来ている。
どうやら肉汁が止めどなく溢れているようだ。
バンソコのガーゼでは防ぎきれない肉汁が、時折脚をつたって靴下まで流れてくる。
いかんな。ふつうにキモいな。

帰宅時に薬局にて、傷パウダーなるものを購入。
さっそく使用してみた。
気のせいか、それ以降何だが身体が熱っぽくなる。
ってか、一晩中背筋に悪寒がはしる。

朝、再び風呂にて傷口を擦り、昨夜の薬を洗い流す。
また泣く。
しばらくして悪寒が去り、痛みも若干和らいだあたり、 この薬は俺には合わないのだろうか。

擦り傷ひとつでここまで大騒ぎできるとは、
ダメエンターテイナーとして才能があるのか、
単に俺の身体の自然治癒能力が並外れて劣っているのか。


5月27日

ふと気が付けば、このサイトのカウンターが1000を越えている。
ふつうは記念というか節目というか、とにかくおめでたい事なのだろうが、
このサイトの場合、約700HIT以上は俺だしなぁ。
とくに感慨なんてものも湧いてこないあたりがかなり虚しい。


6月2日

♪ 真〜〜っ赤に流れるぅ〜〜
   ボクの致死量〜〜〜〜〜♪♪


こんにちは。
寝ても寝ても睡魔から解放されない事を除けば、 なかなか平穏な日を送っております。

ひと月ほど前、友人がある箱を我が家へ持って来た。
その箱にはこうプリントされている。

 『新歴史浪漫 新撰組〜池田屋騒動』
http://www.furuta.co.jp/products/candytoys/rekishi/

おおっ!?今年大河ドラマとなり一時期騒がれるも、その後低調な新撰組。
かくいう俺も学生時代、司馬遼太郎の『燃えよ剣』で土方の戦いに魅せられた一人、
ドラマの方は俺もほとんど見なくなったが、新撰組はかなり好きなのです。

友人はどこかのコンビニで買ってきたらしく、
複数買ってきたので1つ俺にくれるという。
当然俺としては、副長 土方歳三ねらいで開封、

武田観柳斎GET。。。
よりによってコイツか。

今回フィギュアになっているのは、
 近藤勇(局長)
 土方歳三(副長)
 沖田総司(1番組長)
 永倉新八(2番組長)
 斎藤一(3番組長)
 武田観柳斎(5番組長)
 井上源三郎(6番組長)
 藤堂平助(8番組長)
 原田左之助(10番組長)
山崎蒸や山南敬介が入ってないのに、なぜ武田観柳斎が入っているのか。。。しかもいきなり当たってるし。

新撰組知らない人、完全に置いてきぼり状態に突入してしまったが、
まぁ、続ける。

以来約1ヶ月、立ち寄ったコンビニなどで発見すれば買うようにしているが、それがなかなか見つからない。

結局、現在今だ当たっていないのが、
土方歳三(刀持ってる方)
沖田総司
桂小五郎(シークレットはコイツらしい)
欲しいヤツほど当たらないという分かりやすい結果。
近藤・土方・沖田に至っては羽織の色が違う2バージョンがあるらしいので、
土方・沖田に関しては、13分の4というけっこうな確立で当たるはずなのだが。。

完全にムキになっているので、何とか揃えねば精神衛生上よろしくないのだが、まだ売ってるとこって在るのだろうか。


6月3日

我が家の生命線たる母上が、最近訳あって不在であるため、
”自らの食料は自らで調達する”という
大部分の人には当たり前も、生粋のパラサイトたる俺には補給を絶たれた日本兵の如くサバイバ−な日々を送っている。

最初の1週間は食事は昼の会社の400円仕出弁当のみという1日1食生活を送っていたが、
姫あたりから普通に怒られたので、最近ここ10日ほどは晩飯をとるようにしている。

最近の食事。
5/25 サッポロ一番(醤油)
5/26 らあめん花月(ラーメン屋)
5/27 河童ラーメン(ラーメン屋)
5/28 王将
5/29 カレーうどん
5/30 げんこつラーメン(ラーメン屋)
5/31 インスタント カレー
6/1  サッポロ一番(醤油)&インスタント カレー
6/2  古タン(ラーメン屋)
6/3  古タン(ラーメン屋)

日頃、カレーとラーメンさえあれば生きてゆけると豪語していたが、見事に実践していた事に最近気付いた。

同時に、身体のためにはまだ食わない方がマシなのではと思えて仕方がない。


6月8日

晩飯速報
 6/4 白木屋(居酒屋)
 6/5 カレーうどん
 6/6 ふくちあんラーメン(ラーメン屋)
 6/7 サッポロ一番(醤油)&カレーパン
俺が死んだら、墓は定軍山の方角へ向けて建ててください。


先週末はテニスなどという貴族社会のスポーツに入れ込んでみました。
炎天下の中4時間。
結果、現在我が両手が赤黒く変色しております。
『毒手』との評価も頂きましたが、両腕なので日常生活に支障をきたします。


6月10日

夜な夜な自宅前で行われる素振りで左手首、
シャドーピッチングで腰をヤラれました。
手首には湿布を貼って出勤、
齢29にして何を目指してますか、俺。


「 他人の恋愛に全く興味がない 」
親しい友人ほど、俺をこう評する。
ま、否定はしないが。
そんな俺に最も適さないジャンルの映画、それが恋愛映画。

そんな俺が本日は姫の希望で、『 世界の中心で、愛を叫ぶ 』を観てきた。

ネタバレ防止というよりも、面倒臭いので詳しくは書かんが、
ひと言で言うと、恋愛に感動するというよりも、ヘコんで心苦しくなる映画。
世界の中心で、とくに愛を叫ぶことはなかったとだけ報告しておく。

ちなみに俺は姫からの映画内で一番良かったところとの問いに、
「『ハウルの動く城』の予告」と即答して怒られた。


6月15日

火曜日の朝、目覚ましと共に起床。
昨晩テレビを観ながら寝てしまったので、朝風呂に入る。
何の変哲もない日常、この後はいつものように寝ぼけ眼で電車に揺られて出勤して行く。。。ハズだった。

湯船の中では浮力により軽い身体、余裕をこいて手首を鍛えたりしてみる。
当然出勤前、あまりゆっくりもしてられる訳もなく、立ち上がる。
身体は再び重力に支配され、気だるささえ感じられる。
と同時に、背中から腰の間あたりに痛みが走る。

    激痛!!!

あまりの不意打ちに息を呑む。いや、呼吸もままならない。
腹筋背筋に力を込め、なんとか自室までたどり着き、うずくまる。
しかしどんな体勢をとろうとも、痛みは治まらない。

約5分後、立ち上がる、痛みが引いた訳ではない、今立たねば会社に遅れるのだ。 立ち上がった事自体、痛みが和らいだのではなく、痛みに多少慣れたからである。

洗面所へ向かうと、父上がいる。
腰に手を当ててヨロヨロと徘徊する人として明らかにガタのきている俺に、容赦ない分析でトドメを刺しにくる。
 「 内臓ちゃうか? 」
せめてギックリ腰あたりでお願いしたいのですが。。。
すでにこの時点で不安一杯。
ちょうど父親が中ノ島の総合病院へ行くこともあり、今日は会社を休んで療養に充てることにする。

9時30分には病院に到着したのだが、さすが大病院、待たされる。
11時、診察。
初診アンケートのようなものを待ち時間中に書かされ、人体の絵の診察を受けたい個所に印を付けろとの事だったので、
背中と腰の間あたりを塗りつぶしたのだが、
医者は俺の腰を押さえて「痛いか?」、腰を叩いて「痛いか?」と問う。
俺は答える、「いいえ、とくに。」
背中の痛みはデフォルトなものであり、押さえたら痛むといった類のものではない。
続いてレントゲン撮影。
そのレントゲン写真を見ながら、医者が結論を述べる。

医者「 まだ若いので、背骨も見た感じキレイです。
   腰のあたりの痛みってのは色んな事が原因になリ得、些細な事でもいたんだりする事もあります。
 」
俺   「 はぁ。。。 」
医者「 では、2週間分のお薬とシップを出しておきますね。 」

俺的には、これらを踏まえて何か診察なり治療なりがあるのかと思いつつ、終了。
やっつけ仕事っぽく適当に済まされたような気がするのは気のせいですかね。
なんかあまりに淡々と進む診察に流されて診察を終えてしまったが、
要は俺の腰の痛みが何なのか判らないってことですか。。。
しかも対処法は放っておけば治るんじゃない?ってことですか。。。
めちゃくちゃ痛いんですけど。。。

よくよく考えたら俺、何も言ってないよな。
診察らしい診察してないし。
いや、今考えたら、俺が痛いのは腰から少し上にかけての部分なのだが、
あの医者、絶対それ知らないな。腰しか診てなかったし、聞かれもしなかったし。
腰自体、押して叩いただけだが。

そのまま受け付けで待つ。
会計、13600円。 高っ!!?
財布には12000円(これでも入ってる方)
親に金借りた。<-29歳社会人
続いて薬局、
薬代1600円。 <-まだ獲るか


現在午後8時、朝ほど痛くないのは痛みに慣れたからかな。
人の身体って素晴らしいね。
今となっては背中の痛みよりもムダ金で身ぐるみ剥がれた精神的痛みが辛いのですよ。


6月17日

最近 手首が痛いだの腰が痛いだのと書いてたら、
読んだほとんどの人が、
「運動とか慣れてないんだから。」とか、
「スポーツとか向いてないんだから辞めとけよ。」とか、
「キャラが違うからムリすんな。」など、
ありがたきお言葉の数々を頂いている。

私としましては、ずっと「自分は運動全般はそつなくこなす」と思ってたのだが、
世間の評価とはいささか異なるらしい。
やはり死後に認められるタイプなんだな俺って。<ポジティブシンキング


6月21日

今日は新しい仕事の打ち合わせのため、客先に赴いた。
場所は以前に書いたのと同じ某企業の某高層ビル。

正午、大阪は西中島に上陸。
時を同じくして我らが直上、台風も上陸。

仕事でめったに外に出ない俺がたまに出たらこの惨状、
俺グッズなんて作ってみたら、雨乞いの必要な農家や砂漠周辺の住民に売れるのではなかろうか。

暴風雨、傘で全身を守るのは不可能と判断、
下半身を捨てて上半身の防御に専念したのだが、
目的地に着いた時には傘の中心で最も守られている筈の右手の袖が濡れまくっている。
何か右手の毛穴という毛穴から謎の液体でも噴出したのだろうか。


6月22日

俺は基本はヤクルトファンである。
しかしパリーグではロッテもけっこう好きだったりする。

いまだに中学の頃に買ったプロ野球ガムのカードの内、ヤクルトとロッテのカードだけ残していたりする。

大阪でヤクルトファンなんてめったに居ない。(東京でも少ないんだろうが)
球場に行けば希少ではあるがファンがいるのでゼロではないのだが、 少なくとも今まで知り合った友達で天然のヤクルトファンにはお目にかかった事は無い。
千葉に在籍するパリーグ球団のロッテなどは、関西ではそれ以上に希少な筈なのだが、
なぜか俺の友達には熱いロッテファンが3人も居る。。。

そんなロッテファンと共に、大阪ドームへ『近鉄 vs ロッテ』の観戦へ行ってきた。

レプリカユニフォームを購入して応援団横で応援したのだが、 さすがに歌い続けのロッテの応援は熱い。
5回表の一挙6点のビッグイニングですでに喉がやられた。
甲子園で鳴り物応援禁止に追い込まれているヤクルトとはえらい違いである。

俺が観にいく試合で味方が8点も獲るなんて珍しい。
さすがに今回は勝ったかと思ったのだが、11点獲られて逆転負け。
2001年梅雨以来の俺の観戦連敗記録は12へと更新された。
もはや周囲では、俺を相手チームの応援席に放置しようという動きすらあるのだが、
はたして「俺が存在する応援チームが負ける」のか、それとも「俺が勝利を願うチームが負ける」のか。
もし前者なら、新手の生物兵器として如何ですか。


6月27日

年下上司の結婚披露宴へ行ってきた。
あの若さで結婚などという暴挙、俺に言わせれば正気の沙汰じゃないのだが、
指輪をはめた瞬間、彼の人生は余生に入りました。
まぁそこは素直にオメデトウということで。

会社から3人が招待された中に俺が入ってたあたり、
光栄の極みではありますが、なんで遥か雅の地 京都でやるかな。


結婚式に参加となると祝儀が悩みの種となるのだが、
この歳でまだ2回しか式に参加した事がない俺としては、 相場が分からない。
前回いくら包んだかもすっかり忘れている。

2で割れない金額と昔聞いたような気がするので、
5万か3万との予想がつくが、ここはシンキングタイム無しで3万を選択。
しかし基本的に貧乏、今月は病院で1万数千円ボッタクられている俺としましては、3万も致命傷になりかねない。
そんな俺に、同僚の一人がささやく。
「俺はいつも2万だ」と。
ありがとう背中を押してくれて。
絶対2で割れないように2万1円入れておいたよ。

しかし帰り際、年下上司のお母様。
「遠いところありがとうございました。
 こちら電車賃にして下さい。」
と皆に手渡される小さな封筒。
中を開けると5千円札が。。。

ごめんなさい お母様。
僕はなんて小さな人間だったんでしょう。
5千円も電車賃を貰ってはじめて、
祝儀をケチった自分の小ささが身に沁みました。
2万1円 − 5千円 = 実質1万5千1円。
もはやファミリーコンピュータくらいしか買えない金額ですが、やさしくしてください。


6月30日

最近プロ野球界が騒がしいですな。
近鉄とオリックスが合併するだとか、1リーグになるだとか。

日本シリーズの出場を目指してのペナントレースと思ってる俺としては、1リーグ制には反対するはずなのだが、
大阪に住むヤクルトファンとしては反対はできない。
だって1リーグになれば、あんな不愉快な甲子園に行かなくても大阪ドームで応援ができるじゃないですか。

とまぁ、1リーグ制に賛成なのは新球団のホームが大阪ドーム であるという個人的極まりない前提があり、
近くでスワローズの応援ができないのであれば2リーグでいいという、まじめに考えてる人に刺されそうな意見である。
それにしても何でよりによって在阪球団同士で合併するかねぇ。

かといって大阪ドームがそれほど良い球場とも思えない。
ヤクルト応援団締め出し&鳴り物禁止状態の甲子園よりは遥かにマシってだけで、外野席に座ると出場選手のメンバー表も見えなけりゃ、フェンス際の打球がどうなったかも死角で見えない大阪ドームには設計上の問題がかなりあると思う。



さて、1リーグ制にならない場合となった場合の問題点を俺流に考えてみよう。

まず、このまま2リーグでいく場合。

パリーグが5球団というのが問題となる。
こーいう時こそ天下の読売様に助けてもらおう。
豊富な資金を活かしてパリーグにもジャイアンツを設立。
毎年選手を2分割して戦う。
正月に日テレあたりが特番を組んで選手総出演、
くじ引きか何かでその年の所属を決める。
「あー 今年はパリーグかよ!?」みたいな。

ほら。こうすりゃ読売と試合したいという他球団の欲求もみたされて一石二鳥。
ただし、両リーグとも読売が優勝して、
日本シリーズ『読売 vs 読売』なんてことになりそうで恐い。
ってか勝手にやってくださいって感じだ。



では、1リーグ制になった場合の問題。

やはりペナントを勝ち抜いた者たちの最終決戦である日本シリーズが無くなる事であるが、これはアメリカ様を動かすべきだ。

メジャーリーグにはワールドシリーズってものがある。
日本でいう日本シリーズみたいなもんだが、
アメリカ国内のチームだけでやってるクセに、ワールドシリーズとは片腹痛い。
その名の通りワールドなシリーズにするべきだ。

具体的な方法はというと、
プレーオフというものがある。
これは、両リーグの各地区の優勝チーム6球団と、両リーグの各地区の中の2位チームの中で最も勝率の高い2チーム、計8球団がトーナメントで戦ってワールドシリーズ出場の2チームを選ぶというものなのだが、
2位チームが出てるところ、その枠を1つでいいから日本が貰え。
そして日本の優勝チームがここに入る。

日本にいてもメジャーの頂点を狙えるとなれば、日本のスター選手のメジャー流出もすこしはマシになるかもしれないという、これまた一石二鳥の策。


如何でしたでしょうか。明らかにテキトウに考えたアイデアの数々。
ありえませんか。そうですか。


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