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10月4日

ベストジーニスト賞を惜しくも逃しました開拓者です。
こんにちは。
敗因はおそらくジーンズをあまり履かない事だと思います。


極度に寒さに弱く、冷気属性の魔法なんか食らおうものなら一気に大ダメージの俺ですが、 ここのところ すっかり涼しくなってきまして、 そろそろヤバいのではないかと第二種戦闘体勢だったのですが、とうとう本日、喉に痛みが現れました。
シャツの上にジャージの上下、冬用の厚い布団にくるまって寝る完全防備。
それでも病むのだからもう防ぎようがない。

まぁ 毎年恒例ってやつですな。

いったいこの冬は何度 風邪をひくのだろうか。


10月7日

アメリカ人の実に半数以上が、肥満もしくはその兆候との調査結果が報告されている。
だが、これは恐らくアメリカに限った話ではなく、今では先進国全般が抱える社会問題であると思われる。
無論それは我が日本も例外ではなく、俺も例外ではなかったらしい。

約8ヵ月前、体力作りとダイエットを兼ねてランニングを始めるも5日で終了。
自らの熱しやすく冷めやすさに絶望したのもまだ記憶に新しいところだが、 近頃またも腹の付近の装甲が厚くなったような違和感から、いささか焦りを感じていた。

そして本日、会社の仲間達と焼肉を食した後に悲劇は起こった。

最近では腹に食い込み、もはや我が肉体とのシンクロ率100%を誇るベルトが切れた。
まさに腰の呪縛から解き放たれると同時に社会的転落の瞬間だった。

当初はベルトが外れたのかと思い、バックル部分を調べたが異常なし。
恐る恐る手探りで腰の周囲を調べていくと、左前方10時の部分で切断を確認。

精神肉体ともにあまりのダメージに、普段利用の大阪難波方面へ向かう電車に乗らず、
逆走して関西空港へ向かって旅に出ようかなどとの妄想と共に、半ば廃人と化して帰宅。

運動する訳でもなく、不摂生が具現化したような生活を繰り返していた頃は太ることもなく、
社会に出て以来、特に食べ過ぎるわけでもなく増量していく俺。
どうしたら痩せるのだろうか。


過ぎし日の細たる我が勇士は、うたかたの幻か。


10月13日

この夏の競馬成績は、1ケタ配当1回と出走取消の払い戻し1回、これが総て。

この悪い流れを払拭すべく、京都競馬場へと乗り込んだ。
共に挑むは同僚のモリナ氏(仮名)。

やはり我が主戦場の京都、ココでなら当たる(ココ以外当たらない)のか、朝の第2レースでいきなりHIT。
あれだけ当たらなかったのがウソのようだ。

一方のモリナ氏、朝 待ち合わせた時点でなぜか満身創痍で到着、
すでにここで命運尽きている様に見えたが、 まだ何もしてないのに何故フラフラですか。。。

彼の詳しい結果は書きませんが、夕方まで彼の悲痛な叫びが淀の秋空の下、緑に生えそろったターフの上に轟いていたとだけ申しあげておく。
いちおう彼の名誉のため言っておくと 彼は決して競馬素人ではなく、 かなりの競馬歴と知識の持ち主である。
俺より2歳上なのだが思い出のレースを聞くと、ヤエノムテキやオサイチジョージなどの深夜放送の 『名馬物語』でしか見たことのないような名前が次々と・・・・あなたホントは何歳ですか。


10月20日

姫(仮名)は学生時代の遠足で『太秦映画村』へ行ったが俺は行ったことが無いなどの会話から、急きょ映画村へ行ってみることになった。
当初、姫にはつまらなかった記憶だけが残っているとの事だったが、俺は歴史好き、 ましてや大人になった今改めて見てみれば、意外と楽しめるのではないかと建設的提案。
しかしそこは平等を期して歴史と京都にある程度詳しい友人ヘッカム(仮名)に助言を求めてみる。

  俺       「 映画村って、しょーもないって聞いたのだが、
               お前的にはどー思う? 」
ヘッカム 「 しょーもないよ。
              太秦行くくらいなら嵐山の方がいいんじゃない? 」
  俺       「 嵐山って橋があるくらいじゃないの? 」
ヘッカム 「 うん。 橋渡ってるだけの方がマシ。 」

そんなにか!!?

俺の中でむしろ行きたさが増してきたので、企画強行。

入村してまず我らを迎えてくれたのは仮面ライダー。
幼い頃から観ているテレビCMでは、たしか江戸時代を思わせる景観の中を侍・忍者が立ち回る
時代活劇ワンダーランドのイメージだったのだが、そこには等身大の歴代ライダー達の人形が勢ぞろい。
備え付けのモニターでは歴代ライダーのオープニング映像が流れている。

な・なつかしいぃぃぃ

スカイライダーとかスーパー1とか幼稚園の頃観てたよ。
「ウィリーで壁突き破るライダーブレイクってのも今観ると凄い技だ」
「スーパー1の歌憶えてるよ」などと何となくテンションが上がる。
奥にはさらに戦隊モノの等身大人形もある。
ほとんど知らないものだが、奥の『デンジマン』や『バトルフィーバー』なんてのは幼い頃みたような気がする。

そんな淡い思い出に浸る俺の目に恐ろしい看板が飛び込んだのはこの直後である。
それはヒーローショーの案内だったのだが、そのタイトルは

『 仮面ライダー555 VS 武蔵 』

なにぃ!!?
宮本村のタケしゃんが、ライダーと。。。

き・・気になる・・・
すでに開演時間は過ぎているが、とりあえず足を運ぶ。
もはや時代活劇などすっかり頭から無くなっている。

閑散としていたはずの映画村だが、その周囲だけはチビッ子とその親達で人口密度が跳ね上がっている。
その中をかき分け、会場へ。
舞台を見ると意外と短いショーなのか既に物語は佳境。
ってゆーかライダーが3人、2対1で戦っている。
いまどきはガンダム観てても敵も味方もガンダムばかりなご時世、
仮面ライダーも同じ現象が起こっているのか。
昔はワニ獣人がどー見てもワニそのままでド肝抜かれたりしたが、今は敵もカッコ良くないとダメなんだろうね。

ってゆーか武蔵様は?

しばらく観ているが1人の敵ライダー(たぶん敵)に2人のライダーが一方的に痛めつけられている。
延々と。。。
そして弱ったライダー2人についにトドメの技を放とうとする敵ライダー、
クロスカウンターを狙ってたんなら今しかないと思ったその時、敵ライダーの背後から


キターーー武蔵しゃん!!?


敵の死角をつく見事な不意打ち、妙にリアルさを感じたのはたぶん会場で俺だけ。
しかも武蔵の手に握られているのは剣ではなく櫂(かい)<船漕ぐヤツね
2人のライダーが手に持つサイバーな武器(昔はライダーキックが決め技だったのにショック)ですらダメージの無かった敵ライダー、
木製の櫂の一撃で身体から煙噴いて苦しむ。
と同時に雑魚っぽく殴りつけられうずくまる武蔵。
武蔵のセンターリングに先を争ってシュートを決めにいくライダー2人。
さっきまでボコボコにされてたとは思えない活き々々とした動きで敵ライダー斬りまくる。
もはやどっちが正義か判らなくなるような修羅場。

敵は倒れ、武蔵が立ち上がって2人に言う。
「 お前達にはすまない事をしたな。 」
最初を観てないので何の事か分からんが、どんなすまない事をしたのか非常に気になる。
そんな俺の想いをよそに、青い光の中へ武蔵は去っていく。
・・・過去へ帰ったって設定か?今の。

残ったライダー2人、カッコ良いポーズを決めて、締めのセリフを叫ぶ。
「俺はお前達を絶対に許さない!!!」

そりゃーかなりボコボコに痛めつけられてたからねぇ。
思っても口に出しちゃうとカッコ悪いけど。

子供たち大喜び。
武蔵の扱い悪っ。。。
ってか、主人公ライダーってどいつだったんだろう。<心底どーでもいいけど


まぁこれだけ文章かけるくらいだから、けっこう楽しんでるな俺。



映画村はどーだったって?
最初に見せられたもののインパクトが強すぎてよく憶えてない


10月27日

好きな女の子にはついついイジワルしてしまうチビっこ諸君、
将来立派なストーカーになってください。

こんばんは。

金曜晩から土曜朝まではツレの誕生日プレゼント用バカビデオ撮影、日曜は野球の練習。
とくに変わった事もない普通の休日でした。
・・・と言いたいところだが、一つだけ大きな問題が。

ウンコが出ないんですぅ。(ワーイ下ネタだー)

デフォルトで腹下し気味、食った数だけトイレに行く俺が2日も出してないなんて、もう立派な便秘。
いつ爆発するか分らない爆弾を腹にかかえているようなもの。
暴発の恐怖に気を許せぬ休日でありました。

ちなみに日曜の晩はチームメイトみんなで日本シリーズ観戦との事でしたが、俺は帰りました。
だって心底興味ないからねぇ、今年のシリーズ。


10月28日

ダイエーが日本一になったねぇ。
俺はとくに熱く試合に魅入ってたわけではないが、 どっちかってゆーといつも阪神の逆を応援するので、まぁそれなりに良かったねって感じです。

いや、球団の好みは別に客観的に見て、あれだけ相手を押さえ込んでんだから、もうダイエーの完勝でしょう。
3敗もしたのが不思議でしかたがない。


・・・と、俺が今日言いたいのはこんな事じゃない。

今朝のスポーツ新聞の事ですよ。
よその地域ではどうだか知らないが、すくなくとも俺の住む大阪では どれもこれも1面阪神、『阪神敗れても云々』『星野云々』

優勝したのダイエーだろ?

とくに関西では普段阪神以外が1面を飾るなんてめったにない。
しかし優勝した時は特権みたいなもんだろ。
ファンからすりゃ優勝した記事の新聞は記念に取っておこうって人もたくさんいるはず、
俺だって贔屓球団が優勝した時の新聞は全紙買い込んで今でも取ってある。
べつに阪神の事を書くなって言ってるんじゃない。
2面以降に書けばいいわけだし、翌日からは野球も無く紙面が空くんだから好きなだけ特集でも何でもやればいい。
でも優勝翌日の1面だけは優勝チームの写真で飾ってやれよ!!!!


などと熱く訴えてみる今日この頃。
なぜファンでもないのに熱くなってるかは・・・・・なんでだろね。


11月3日

今年最後の野球ネタ。
伊藤智仁が引退です。
まだ30過ぎなのにね。
野球詳しくない人からすりゃ何のこっちゃ解からんかもしれんが、 凄いピッチャーだったのですよ。
少なくとも俺の記憶では、『高速スライダー』って言葉は彼のスライダーから生まれた言葉じゃないかな。
数年前には152キロ出た速球も、怪我に泣き続けてやっと投げた10月25日、MAX109キロ。
かなり切ないものがありました。
残念ですが、おつかれ様でした。
        


11月5日

世の中のごく1部の男子には『ドジッ娘』がお好きな方達がおられるようです。
そういえば以前に少年サンデーの連載マンガでも大きなお友達が「ドジッ娘萌えー」などと言ってたような気がします。
くしくも私の周りには『ドジッ娘』の名に恥じぬ人がいるので(『娘』って歳でもないが、そこには深く触れますまい)、 リアルな『ドジッ娘』がどういうものか教えたいと思う。

リアル『ドジッ娘』はマンガと同じように何も無いところで躓く、ふつうの曲がり角で壁に当たる。
そこまでは良いのだが、リアルはマンガのようにバンソコ貼って「えへへ^^;」などとはならず、すぐ血を流す。
そう、壁で擦っては流血沙汰である。

そして大っきなお友達にとって恐らく致命的なのが、リアル『ドジッ娘』は傷だらけな事。
打ち身・切り傷・火傷、治る前に次を作るからキリがない。
「やっちゃった^^;」などと火傷を見せられた時には、カワイイ以前に痛々し過ぎます。

そんなわけで『ドジッ娘』を見かけたら、見守らずに助けてあげるが吉かと思います。


11月6日

最近よくニュースなどで見聞きする詐欺ハガキがついに俺の処にも届いた。
内容は次のようなもの。

/******************************************************/
最 終 通 告 書

前略、当社は日本総合債権回収センターです。
この度貴方様にご通知致しましたのは、過去に、貴方様が利用しました
有料サイトの未納利用料金を運営業者様から当社が債権譲渡を承りましたので
大至急当社の方までご連絡して頂けるよう申し上げます。
期限までにご連絡のないお客様に関しては、お支払いの意思がないものとみなし
担当回収員がご自宅に直接回収に伺います。
尚、ご自宅不在の場合調査を行い会社の方に伺い給料差し押さえ手続きを
行わせて頂きます。
当社は有料番組利用記録がある方のみご通知していますので必ずご連絡して
頂けるようお願い申し上げます。
(株)日本総合債権回収センター
【担当者直通】
       090-6○56-3○21
       090-6○56-3○24
       090-6○56-3○25
       090-6○56-3○26
       090-6○56-3○27
【営業時間】平日 9:00〜15:00
       土 10:00〜15:00
最終受付期限   10月 28日
お客様整理番号 ○○○○-○
----(原文-一部修正-)------
/******************************************************/

大量にばら撒いてるからといって、いきなり『前略』ってね^^;

明らかに身に憶えのないというか、それ以前にウチは親の名前でプロバイダ契約してるのに 何で俺が使ってるって判るんだって感じで、
俺を名指しで来たハガキとツッコミどころ満載の内容を見た瞬間、相手にすべきじゃないと悟ったのだが、
Eメールで送ってくりゃいいものをハガキで送ってくるもんだがら、それを見た親が焦ってる。

明らかに「いかがわしいサイトにハマって恐い人に脅される息子」として俺を見る親を納得させる方が煩わしい。

一応この『日本総合債権回収センター』なるキーワードをネットで検索してみたのだが、いや〜出るねぇー。

いくつかサイトを見てみたが、どれを見ても見境が無いというか、まったくタチの悪い話である。
その他これまたよく聞くフレーズで「警察はなかなか動かない」 なんて意見もたくさん見受けられる。
彼らもすっかり動かないキャラが板に付いた今日この頃です。

詐欺罪は即死刑くらいの事をマニフェストにでも書いてくれたら俺の選挙に行く気も少しは起こるんだけどね。


11月18日

我らが奇跡の野球チームが先週末ついに初試合を行った。
とはいえまともなチームとやったのでは試合が成り立たないので、
相手はこれまた急造チームで経験者が2人(うち1人は高校球児)、残りはまったくの未経験らしい。

場所は淀川河川敷、試合はp.m.2:30プレイボール。
そこは我々、少しでも力を付けようと午前のうちに集まって練習を行うことに。

・・・・思いっきり遅刻。

決して普段から遅刻癖がある訳ではなく、なぜかこのメンバーでの集まりに限りいつも寝坊(2度寝含む)しているのだが、
まぁそんな事は言わなきゃ分らない。
俺の心の中にしまっておこう。
寝坊した上に馬券買いに行ってたなんて口が裂けてもいえないのだ。

試合前からメンバーには何やら余裕が感じられる。
相手の大部分が素人だからだと思われるが、自らも素人である事も完全に忘却済み、
変化球など打った事すら無いはずだが、打てる気になっている。
遅刻している間に皆ポジティブマインドコントロールが完了していた。

さて試合は始まり初回、2番打者の俺に回ったのだが、意外と打ちやすい。
バティングセンターの100キロと同じような球が来るし、それなりにコントロールがあるので死球を警戒しなくていい。
・・・と感じたのは俺だけだったのか続く打者が8番まで6連続三振。

一方ウチのピッチャー、ストライクが入らない。
スピードも明らかに遅い。
しかも約4球に1球は打者に向かって飛んでいく。
死球になるかは全て打者の運動神経にかかってるという訳だ。
とりあえず毎回ノーアウト満塁になる。

1度の攻撃時間が長いため、最終的には6回で日没コールドとなったのだが、
19失点。しかし被安打は5。あとは全て押し出しである。

打撃はというと4回まで完全に押さえ込まれるも5回に相手が手を抜いて未経験者にピッチャーを任せると、
メッタ打ち。
15点取りました。 弱い者には滅法強いようだ。

俺の個人成績は5打数3安打。
なぜか高校球児から3安打。未経験者の遅い球が打てない弱点を晒す。


いやそれにしても野球はやっぱピッチャー次第だね。
まぁウチは誰がやっても同じだろうけど。


11月20日

すっかり寒くなってきたこの時期に我が部屋の暖房設備はホットカーペットのみとなっております。
おかげで寒さに人一倍弱い私としましては、部屋にいる時は常に身体の大部分を床に接触させておく必要があり、
解かりやすく言うと常に寝転んだ状態を保たねばならず、
更新などが滞りがちな今日この頃であります。

それにしても最近どーにも無気力でして。
もともとイベントへの参加意識は薄く、何事にも冷めた意見の多いネガティヴシンキスト、
よく「もうすこし他人に興味を持て」と言われるだけあって、
今俺が最近無気力などと言ったところで周りからはとくに変わりなく見えるのだろうがね。

と、まーどーでもいい話を書いてますが、ネタが無いんですよ。
ここのところ会社にいるか家でカーペットに張り付いてるだけだから。


11月25日

かれこれ数え切れぬ連敗への復讐心と、ここのところの99%の無気力に埋もれた1%行動力を振り絞り、京都競馬場へ赴いた。
じつに本年5度目の競馬場出陣である。

朝5:30自宅を出る。
早朝とは思えない外の暗さと異常な寒さ。
先日までの気候の良さから、パーカー姿だったのだが、 寒さのせいで明らかに体温が削られていくのが分かる。
6:30大阪京橋駅に到着。
ここで相棒と待ち合わせ予定なのだが、姿が見えない。
一応電話で連絡をとってみる。
うん。朝のベッドで電話をとる彼の声はじつに清々しそうだ。

   コラッ

「先に行っといて」と小学校への登校時以来の気軽な言葉を受けて俺は単身、淀へと向かう。

約1時間後、淀到着。
GTの日だけあって人の数が多い。
早速、当日自由席券の発売所前に並ぶ。

並ぶこと1時間半。
寒い。
周りに並ぶ人々を見回せば、皆すっかり冬のいでたちである。
京都の田舎だけあって、大阪よりも寒いのだろう。
まったく俺の計算には入っていなかった事実である。
とはいえこんな苦しみも場内へ入るまでの辛抱。
中にさえ入れば温室でぬくぬくと豪遊のサクセスロードが待っている。

ついに開門。
このために鍛えたと言わんばかりに数回家の近所をランニングしただけで身に付けたつもりの瞬発力を活かし、場内を駆け抜ける。
そう、競馬観戦はこの席獲りで1日の快適さが決まると言っても過言ではない。
いつもならゴール前150メートル以内のラチ沿いを狙うのだが、この時期は寒さのためその位置で1日観戦するのは不可能。
以前阪神競馬場で身に付けた知識を活かし、今回狙うはスタンド2階ガラス張り自由席。
同じスタンドでも1階は人の出入りがあるため寒いというのが、以前の経験から得た教訓なのだ。
券買所を駆けながら上階へのエスカレータを探し、そこを一気に駆け上がる。
なぜだろう、俺と同じコースを辿る者が一人もいない。
この時期ならむしろほとんどの人が狙うはずなのに。
などと考えるうちに目的地付近まで来たと思われるのだが、シートの姿は目に入らない。
代わりに前方にドアがある。
ドア? 座席はこの向こうか。
扉が開け放たれると感じたのは冷やかな秋の朝の香り、 そして少し見慣れてしまった京都競馬場のターフヴィジョンとそれを取り巻く池と緑のターフ。
またココに来たんだという実感。
・・・・・いや、ウソだ。
俺は気付いていて気付かないフリをしている。
京都の自由席は外にむき出しだったことを。
綺麗な言葉で自分をごまかそうとしている。
これから1日このクソ寒い中をパーカー姿で過ごさねばならない絶望を。
入場待ちですでに冷え切った身体で再び駆け、屋外(正確には屋根だけはある)の2階席を2人分確保する。
そんな時だった、相棒が到着したのは。
。。。はじめて人の命をこの手にかけそうになった。

第2レース前に陽が射した時、俺ははじめて太陽系に生を受けたことを心から感謝した。

午後、完全に陽が陰る。
寒風吹きすさび、もはや競馬どころではないような気もする。
手はかじかみ携帯電話の操作もままならない。
そんな理由もあって着実に馬券を紙クズへと変えていく逆錬金術。
(まぁ暖かかったところで当たったとも思えんが)
なんとかメインレースのGTが終わるまではと踏みとどまってはいるが、

GTよりも俺が先にゴールしそう。

明らかに競馬以外の事に神経をすり減らした日曜日。
その晩、熱が出た事は想像に易い。


12月2日

寒風摩擦 = 上半身裸(暖かさ-10) + 摩擦(暖かさ+3)
じつにダメな運動である。


なんか毎日ねむい。
ここのところ毎晩10時に眠りに落ちるのだが、眠い。
社会人には挽回不可能なのか。
先日の休みの日には姫と会う約束があったにも関わらず12時間寝坊(20時間近く寝てしまった)。
起きてすぐ謝りの電話をかけたのだが、たいそうご立腹であった。< 当たり前
まぁ その後4時間もすると、また寝る時間が来たので次の朝まで寝たのだが、それでも次の日一日中眠いのはどうしたものか。

子供は寝るのが仕事?
おっちゃんも是非その職に就きたいのだが。< ダメな大人筆頭


12月3日

今年の流行語『毒まんじゅう』。。。流行ったか?


出だしでこういうネタを振ると、けっこう俺ってニュース見てますよっぽさが垣間見えて良いな。
ここは調子にのって今日見たニュースをいくつか挙げてみるか。

警官が酒気帯び運転で検問突破、パト追跡で塀に衝突

検問警官に素直に「自分も警察官」って言えばきっと無かった事にしてくれるのにね。
交番勤務の巡査じゃ逆に世間への囮にされるだけかな。(すべて私の偏見です)


「日の丸が標的になる」=自衛隊派遣阻止で全道集会

あくまで事情に疎い俺の個人的意見で述べると、
自衛隊派遣は基本的には人命尊重を考えると反対。
でも もし自衛隊派遣が決定事項であるのなら、
安全になってから出したんじゃ遅いんじゃないか?
大変な時に来ずに、落ち着いてからノコノコやって来るヤツって
行かないヤツより嫌われるよな。


鹿島秋田、まさかの戦力外に涙止まらず…

サッカーにそれほど詳しくない俺でも秋田は知ってる。
33歳でもうこんな扱いとはサッカー界はキビシイね。
ってか、秋田の後釜のDF、田中マルクス闘莉王って何者ですか。
名前から感じる迫力では秋田を圧倒しているが。


12月8日

人の世は時代とともに変わりゆけども、悠久の時を経てなお変わらぬものもある。
そう温泉である。
鎌倉時代、白毛の老猿が毎日泉の湯を浴びたり飲んだりし、数日で健康を取り戻して山に去ったという。
そんなマジカルファウンテンへ赴くは、世知辛い世の中で病んだ心を癒されたい我が奇跡の草野球チームの面々7名。
今回はこのメンバーとしては珍しく電車での旅。
目指すはあの名高き下呂温泉。
発車間際に飛び乗ったため何も買えず、飲まず食わずたどり着いた下呂は雨。
まぁ京都を過ぎる時点でもう降ってたのだが、いまさら誰もショックも受けなきゃ文句の一つも言わない。
だってかれこれ6度目を数えるこのメンバーの旅で、晴れの旅行なんてまだ1度も無いから。。。
俺個人の旅行に限っては2桁連雨中なのだが、俺のせいと悟られるわけにはいかない。

雨のため観光は2日目にまわし、真っすぐ旅館へ向かいチェックイン。
夕方の時点ですでに酒飲みながらのマージャン。
例によってこんな遠くまで来る必要の無い時間を過ごす。

夜8時、冬のこの時期に何故か旅館横の大きな川で地元の花火大会。
対空砲火の如く連射される花火、異様に低い位置で炸裂する花火たち。
明らかに打ち上げ場所に火花が落下しているあたり、花火師たちの安否の方が気になってしょうがないのだが、
花火が低いせいか大会中盤の時点ですでに煙が周辺を覆い、何も見えない。
炸裂音と煙の隙間から爆光がきらめき続けるのみである。
すっかり戦争資料映像を見てるような切ない気持ちで花火終了。
この後 花火について口にしたものは誰もいない。


2日目、観光を兼ねて飛騨高山へと向かう。
この日は天気予報では晴れとのことで観光に充てたのだが、
やはり雨、時折みぞれになる悪天候。
ってか寒い。凍えながら高山の町を散策。
どうやら飛騨牛というのが名産らしい。
さっそく肉料理の店へと向かうも、庶民の昼食では支払い不可能な値段表示にあっさり企画倒れ。
肉屋のショーウィンドウ内で牛肉をさばく職人を我らはただ指をくわえて見つめるだけであった。
ショーウィンドウに飾られたトランペットを見つめる外国人の子供のように。。。

意外と何も無い高山に2時間滞在ののち、再び下呂を経て帰宅の途についたのだった。
なんか酒ばかり飲んでた記憶ばかりが残った飛騨の旅。

    
旅館の窓から風景を撮ってみた
白いのは湯気ではなくモヤ。
  さすが田舎。
道路脇の溝を流れる水もきれいだ。
    
土産屋の前の巨大ネコ
よく見ると裏拳である。
かなりの手だれとみた。
  名古屋駅にて発見。
こんなものにまで反応してしまう自分が恨めしい。


12月17日

最近このサイトのTOPページにアクセスカウンターなるものを付けてみた。
来訪者のほとんどが管理人自らとその知人であるこのサイト、
その上明らかにTOPページが重くなったあたり、
必要ないどころか邪魔にすらなってるような気がしないでもない。

昨日、そんなアクセスカウンターでサーチしてみたところ、 なぜかいつもよりアクセスが多い。
(まぁ 多いと言っても5人ってところが涙を誘うのだが)
どうやら検索エンジンからリンクしてきているらしい。

辿ってみると、検索エンジン『MSN』
おお!?そんなトコからこのサイトが引っかかるのか。
そして俺の目に飛び込んだ検索キーワード

    日本総合債権回収センター

・・・・・ああ、あの日の日記か。(11月6日)
しかも3番目に表示されてる。。。
ってか こんなキーワードで検索するくらいだから、 きっと詐欺メールが届いて困って検索した人が多いんだろうね。
そんなワラをも掴む気持ちで検索した人もあろうところに出てきたのが こんなサイトですみません。

ちなみにこのMSN、『僻地』で検索すると我がサイトは41番目に出てきました。
詐欺に便乗してアクセス稼ぐアウトローサイト、『僻地』をよろしく。
(アクセス稼ぐといっても3人来てくれただけってところが更に涙を誘う)


12月30日

12/27 午後8:30、軽自動車は大阪府某所を走っていた。
はやい話が地元であり、車内のメンバーを見渡しても特に変わった事もなく、ふだん遊んでいる見慣れた面々である。
一見、この光景を見ると、ファミレスにでも行ってウダウダと過ごすかのような絵だが、この時に限ってはそうではない。
翌朝からの中山競馬に参じ、今年最後の競馬である有馬記念を現地で見届けようとしているのだ。

あいにくこの日は中部・西日本は寒波に見舞われ、各地で大雪の情報も得ている。
まぁ悪天候は毎度の事であり、もはや誰も気に留める者はいない。
タイヤチェーンの装着も練習してきた。

夏に2日かけて小倉競馬場で大ダメージを負った記憶も新しいまま今度は月曜に仕事がある為、1日で行って帰らねばならぬ強行軍。
気がふれているか問われれば、否定する術を持たない。
もちろん今回のメンバーに共に小倉に赴いた時の相方も含んでいる事は記しておく。

道路状態の事もあり、中山までどれ程の時間を要するのかも分からず、車は1度だけの食事休憩をはさんでひた走る。

12/28 午前3:00過ぎ、東京首都高速に入る。

修学旅行の北海道(飛行機)を除けば、東への一番の遠出は長野県(バス)、自力の運転にいたっては滋賀県が最長と、 28歳にして見事な引きこもりぶりを発揮していた俺としては、 首都高速なんてのはレースゲームくらいでしかお目にかかれないものだったのだが
。。。マジでやっておられました、首都高バトル。
只でさえ複雑なうえに不慣れな首都高で、よそ者を拒むかのようにマクっていくスポーツカーども。
あれ以来、スカイラインの識別は敵機となりました。


首都高速に入って以来、赤坂・渋谷など名前だけはよく知っている地名が続くが、 どこも近代的なビルが乱立、華の都大東京とはこの事か<古い。
ちなみに大阪でスタメンを組んでみたら、次のようになる。
1番、新大阪
2番、日本橋
3番、難波
4番、梅田
5番、天王寺
6番、京橋
7番、本町
8番、千里中央
9番、堺東
といったところか(独断)。
8番以降に層の薄さが伺えるが、都心はドコも梅田級だった時点で太刀打ちできない。

午前4:00中山競馬場駐車場到着。
外は未だ暗く、夜通し走ったため2時間ほど車で仮眠を取ろうかとの案もあったが、 一抹の不安を胸に入場ゲートの様子を見にいったところ、すでに長蛇の列。
さすが有馬記念ともなるとファンの意気込みも違う。
慌てて列に並んだ直後の午前4:30、夜も明けぬまま開門。<はやっ
関西人はせっかちとよく言うが、関東人のレベルの違うせっかちぶりに遭遇。

さて その中山競馬場だが、客席の位置がコースより低い。
というよりコースの位置が高いのか?
柵沿いで観戦したのだが、外ラチでゼッケンが隠れるあたり、 施設の設計に問題があると思うのだがいかがなものか。


馬券の方は夏以降の極度のスランプが相変わらず健在、
見せ場の一つも無く全敗。
夏の小倉と合わせて西と東の端で恥を晒した今年の競馬。

その後 観光をする事もなく、翌日仕事を控えた俺は、
7時間かけて12/29 午前1:30、大阪へと舞い戻ったとさ。


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