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8月7日

盆に休めるかなんてことは、盆の前日まで分からないと昔から決まっている <−決まってない

それでも一応それについて上司に聞いてみたところ、「君が休めるのなら、休んでいい」との事だった。
これは上司の中の社会常識と大人の事情などからこのように曖昧な言葉になる訳だが、これを分かりやすく翻訳すると、「出ろ!!」という意味である。

はぁーー↓


8月12日

7月2週目から行っていた出向は、実は7月一杯で終わっており、俺は我がチェルノブイリ社(仮名)に帰っていたのだが、
本日、8月12日より再び同じ客先へと旅立つ事となった。
本日、8月12日より我が社は盆休みなのだが、どうやら俺には関係ないらしい。

スーツのケツの穴はあいかわらず塞がっていないが、なぁーに案ずることはない。
共に出向する同僚のM氏のケツにもちゃんと穴は開いている。
これが我が社のワークスタイルと言い張ろうかと思うがいかがなものか。


10月5日


10・02事件

それはいつもと変わらぬ平凡な日と思われた10月2日の朝の事務所で始まった。

我がチェルノブイリ社(仮名)の全社員が会議室に召集された。
何やら社長から発表があるのだという。
社員の集合が完了すると間もなく、それは告げられた。


    「会社が潰れそうです。」


なにぃ!?
去年と一昨年、失敗就職を挟んで、俺は2度の就職活動をした。
やっとの想いでバイトからではあるが、今の会社に就職したのがちょうど1年前の10月1日。
あれから丸1年、  早すぎ。

しかも、われら開発のリーダーと営業2人はすでにこの話を聞かされていたらしく、退社を申し出ているらしい。
また、経理と事務の女性社員もリストラが濃厚とのこと。
幸いといっていいのか微妙ではあるが、俺の所属する開発と運用グループからは自ら退職を希望する人以外はリストラは行わないらしい。
もともと破格の安月給な上に、残業しようが休日働こうが手当など発生しない我が社である。
その上この状況に至っては、身の振りを考えるのが正解かもしれない。
しかし  とてもじゃないが、再就職に堪える技術などまだ身に付いてない。


皆 仕事も手につかないまま定時後、開発の主な面々で居酒屋にて会合をもつこととなった。
不毛な話合いが続くも、そんなすぐに気の利いた答えなど出るワケがない。
時間だけが過ぎていき夜11時、まだ水曜日という事もあり、当然電車のあるうちに帰らねばならない。
そんな俺に、隣に座っていた年下上司がこう言った
「俺の終電がすでに無くなったから、送ってくれないか」
そう、彼の家はかなりの田舎であり、電車など10時代で終わりなのである。
そこで彼は家の最も近い俺に車で送る事を願い出たのである。
さらにいうと普段私服の我が社であるが、彼は翌日に客先への訪問予定が入っており、家に帰らねばならないのだ。
ちなみに最も近いといっても、彼を家に送るには、まず90分かけて俺の家まで来てもらい、そこから車で片道45分の道のりである。

そして俺はどうしたか。
年下とはいえ上司である。
いや、そんな硬い上下関係など無い我が社ではあるが、仲間としてもそこは送ることにした。


さて、ここまでの1日の流れを思い返してほしい。
とくにおかしな行動があっただろうか?
いや、そうとう堅い人でない限り、みな同じ行動をとったと思う。  ね。  ね。  みんなそうだって言ってよ。


それじゃあ今回のオチにいくよ。


    俺、警察に捕まりました。

もちろん酒気帯びでです。




・  ・  ・  笑えねー




これから俺は前科者、一発免停(免許取消かも)、かなりの罰金が予想される。




・  ・  ・  笑えねー




あれっ おかしいな。涙でモニターが見えないや。


10月16日

災厄には2次災害がつきものである。
あの忌まわしき10・02事件から2週間。
今日、俺は簡易裁判所へと出頭した。

朝、ビール1本飲んで行ってやったのは、庶民の国家への細やかな抵抗である。
・ ・ ・ ウエッ 気分悪りぃ
腹も痛いし

フラフラしながらも羽曳野に到着。
さあ裁判所は何処だ?

2週間前、警察に渡された赤紙に記された異様に簡略化された地図を頼りに探すこと20分、
住宅街の中に"石田登記測量事務所""森田登記測量事務所""牧野登記測量事務所"となぜか商売敵としか思えない建物が隣り合う  なかなか生々しい光景を見据えるようにたたずむ裁判所を発見、受付を済ませる。

今回  裁判所を訪れるにあたって、我が社の交通犯罪の先駆者に多少の聞き込みは行ってある。
とにかく待たされるとの事なので、雑誌を買い込んで行く。

      ヒマ

本人の確認が5分、その後はひたすら待合室で放置。
とっくに雑誌も読み終わっている。
これは既に刑が始まっていたのだろうか。

正直  国の制度には疎いながらも考えてみる。

簡易とはいえこれは裁判、国が法のもとに論議をする公の場である。
この際  刑は変わらないまでも、言いたい事は全て言ってやろうとの決意で待ち続ける。


そんな俺の前にスーツ姿の男が現れ、俺の名を呼ぶ。
きたっ
返事をした俺に、その男は言い放った。


「あそこの窓口で罰金を払って帰って下さい。」


早っ!?


コ・コイツ、いきなりブッ放しやがった。
貴様そんなに早く昼飯が食いたいか。
ってゆーか  いつ裁判はあったのかすら解らないんですが。



ちなみに罰金はこの場で言われるまで金額が分からない。
周りの情報を総合した結果、30万円説が有力だったので、
1年間かけてコツコツ貯めた30万円弱の全財産を銀行で下ろしてきていた。
現に最初の本人確認の時には、30万と言われた。
で  結局最後には、どういう理由でそうなったのか20万払えと言われたので、払ってきましたとも。


なーんだ  たった20万円かよ。
そんなはした金くらい俺がちょいちょいと払っ・・・




うわぁーーーん




免停&出頭の通知が届きしだい続く


10月22日

人の世は時代とともに変わりゆけども、悠久の時を経てなお変わらぬものもある。
そう温泉である。
かの武田信玄公も上杉謙信との決戦に際し、負傷者を癒すための温泉を用意させたという。
そしてこの度、旧知の癒されたい猛者ども6名が集結、一路温泉を目指すこととなった。

土曜朝7時、雨の中集合。
この時点で旅の目的地を知る者は企画立案者一人だけ。
そこでついに俺たちにヒーリングプレイスが発表された。

木津温泉

『きつおんせん』と読む。
聞いた事が有るような無いような名前だと思ったのは、ほぼ全員の認識であるとみて間違いあるまい。

2台に分乗した車を駆って日本海方面へ。
温泉で有名な城之崎の西方約20kmのポイントを目指す。
昼過ぎ、野球マニアの中では知る人ぞ知る蓑山高校を横目に国道128号線に乗る。
地図によるとこの国道沿いに木津温泉は存在するハズ。

殺風景な国道をひた走ること約20分、温泉らしき場所に到着。
到達感に気を緩める我らの目に飛び込んだ看板、そこにはこう書かれていた。

『ようこそ久美浜温泉へ』

あれ? もしかして行き過ぎた?
でも温泉らしきものなど見あたらなかったが。
強いて言えば路肩に店が3軒ほど集まってた場所があったくらいのもんである。

しょうがないので宿に電話し、場所を聞いてみる。
宿の説明によるとこうだ
「国道沿いの土産店街の東100メートルの所です。」

土産店街? まさか さっき見たアレの事か?

しかもここで、ある事に気付いた。
我らが見ている地図には木津温泉の場所に温泉の証明ともいえる温泉マークが無い。


・  ・  ・  ・  ・


いや落ち込むにはまだ早い。
日本にはこの状況に至ってもなお我らに希望の光を灯す言葉がある。

秘湯

そう、これは秘湯に違いない。
誰の異論をも許さぬ言論統制で我らは秘湯 木津温泉を目指した。
そして電話指定の場所に宿を発見!

ふつうの建物にしか見えない。

ちなみに女将と思われる人が出迎えてくれたが、翌日宿を出るまで この人以外の従業員を見る事は無かった。

いや、そんな事はどーでもいい。
思い出してみろ、俺たちの目的は何だ!
そう 秘湯で病みきった心と身体を癒すのだ。

露天か?大浴場か?はやく俺を暖めてくれ。


・ ・ ・ ・ ・ 


とまあ こんな感じの旅行でした。
えっ? 温泉?

有りましたよ。 有りましたとも。

ただ 入り口のドアノブに『使用中』の札がかかってるかで今 他の人が入浴中かを判断しなければいけないという現代風大浴場がね。
まぁ 大浴場といっても、男3人が浸かると一杯だけどね。

・・・ってか 男用と女用にすら別れてねーじゃねえか!
いや それ以前にこの風呂、ここで沸かしてねぇか?
大きめの風呂場。。。

この秘湯は永遠に秘めておくべきだと心底思った。


10月29日

寒みぃーな チクショウ!!
あ〜やだやだ、何でこんなに寒いんだろう。

俺は寒いのが苦手なのです。
ええ。もうすでに部屋は暖房器具フル装備なのです。

寒い時期ほどテンションが下がります。
もちろんウィンタースポーツなど全く興味なし!

なのに世間では夏より冬が好きなどと言う人が多いのは何故か?
そんな疑問を抱きつつ、俺にもかつてはパーカーで一冬を越そうと無謀な戦いを挑んだ事もあった。
あの頃は若かった。
出かけたはいいが 寒さが極限に達した頃、不自然な睡魔に襲われ、フラフラとデパートに避難した甘酸っぱい思ひ出。
あの時は危うく近隣の街中で凍死という末代までの恥をさらすところであった。


11月6日

先日、大阪城のすぐ横を通った。
最近の大阪城公園はどこを見てもホームレスの青いビニールで溢れている。

まぁ別にここでホームレスに対して毒を吐くつもりはない。
好きでやってる人を除いて、今の国の景気を考えると、ある程度は仕方がないのだろう。

しかし400年前、日本を征した羽柴秀吉が天下に号令をかける拠点として建設したかつての我が国の中心である大阪城。
その大阪城の今の姿を見ると、歴史好きとしては なかなか感慨深いものがある。


11月12日

ハンドルネーム(HN)が必要なようです。
テキストサイトの管理者たるもの、HNと一人称は必須のようなのです。

いや〜〜 全然 考えてなかったよ。


今日は、ハンドルネームと一人称を考えてみる。


まずはハンドルネーム








    ・  ・  ・  ・  ・








    〜 40分経過 〜








まぁ 『 開拓者 』 でいいか。 <- 思いつかなかった


一人称も『俺』で今まで書いてるし、今さら変えなくていいか。



じゃあ ついでに管理人のプロフィールなんてのもよく見かけるんで、この際 大まかなプロフィールも発表しとこうか。 (とりあえず大手の受け売りでいいだろう)

 HN:開拓者

 性別:♂

 趣味:競馬
         麻雀


あ、駄目だ
ロクな人間に見えない。


11月18日

久々に風邪ひきました。

たしかに昨日から喉が痛くて、夜には少し熱っぽかったのですが。

本日am7:30起床。。。 しんどい。
急遽、我が心の評議会を開催、会社に行くかどうかの議論に入る。
当初、体感38度と微妙なことから、出社派と休養派で票が割れるかと思われるも、あっさり休養派圧勝。

まぁ どーせ今、仕事ヒマだしね。 会社が潰れる前に有給休暇を使っとこ 遺憾ながら今日は休ませてもらおう。
とりあえず寝る。

am9:15会社に電話。
再び寝る。



・・・・・・

腰が痛てぇ!?


そんな思いと共に目覚めると、部屋が暗い。
時計を見るとpm9:00。寝てるだけで1日終わってしまった。




ちなみに今、我が家の生命線たる母上が、3週間ほど検査入院している。
病人としてはしっかり食事をとって休まねばと、台所にて食料を物色するも、 父上と俺という生活無能力者2人の住処である我が家にそんなものはない。


5分ほど探し続けて発見したもの、『ベビーサラミ』
飲み物もないので、水道水で間に合わせる。
ああ 病気で弱った胃になんて優しい




・  ・  ・  死ぬな俺。


11月20日

ペタが読売に入ったねぇ。

まぁ 松井に用意してた50億が浮いたんだから、オルガを買収するくらい訳ないか。
どーせなら読売は球界を席捲するヒールとして、ノリも金本も獲っちゃえばオモシロいのに。
注)読売ファンではありません


また星野あたりが読売の物欲を叩くんだろうけど、第3者的な目で見ると、 物欲に関しては阪神も目クソ鼻クソに見えるのは、みんな自分を中心に考えるからですかね。
注)読売ファンではありません


そこでお金の有り余る読売さんにご相談なんですが、
トレーニング・コンディショニングコーチあたりで俺を雇ってくれませんか。
(これが言いたかっただけか)

俺、身体弱いけど。。




注)けっして読売ファンではありません


11月21日

10月5日、10月17日の流れで本日は門真の試験場内の聴取室への出頭命令が来ていた。

今週2度目の代休を使って出頭。これで代休を使い切ってしまった。
例によって長時間待たされてもいいように少年サンデーを買おうとするも、前号が合併号だったため今週は休刊。
さいさき悪いなぁ。


入室前に係員からの説明が行われる。
裁判所の罰金徴収係の不遜な態度を見てきた俺としては、ここでも
「 恥ずかしげもなくノコノコ現われやがったな この社会不適合者どもが。
キサマらなんぞ死刑が妥当だが、法律に護られてる忌々しいキサマらに俺様が引導を渡してやるわ 」
くらいな事を言われるかと思っていたが、意外と物腰は柔らかかった。



聴取室で着席すると、今度は立会人と称する人から説明。
「 聴取中、司法官から「何か言いたい事は無いですか?」と聞かれたら、
   特に無いなら、「ハイ」と言うだけでいいので」
という内容をしきりに説明される。


俺には「何言ってもお前ら犯罪者の刑は変わらんのだから、全てハイと答えて時間短縮を心がけろ」
と言ってるように聞こえるのだが、これは俺の心が荒んでいるからであろうか。



しばらくして司法官登場。
そして司法官の第一声、

「 本日お集まり頂いたのは、免停90日から180日の刑の重いかたです。 」



な、なにぃ!?


俺ってそんなに札付きのアウトローだったのか。

「 開拓者さんは90日 」との事。

3ヶ月て...

極度の寒がりの俺から冬の間 車を奪うというのは、極刑だと思えるのは気のせいか。

いや落ち込むのはまだ早い。
免許停止者には講習を受けることによって停止期間を短縮できるという救済措置が用意されているのだ。
そうこう考えているうちにも講習についての説明が始まった。 「 2万7千円払ってもらって、平日に連続丸2日講習を受けていただくと、免停期間が短縮されます。 」

高っ!?

罰金20万獲られた上に2万7千円も払えるかぁ ボケェ!?
ってか ここから2日も連続で休めるわけがねーだろ。
今さらながら金持ち中心の世の中である。


そんな訳で明日からは、電車旅をこよなく愛するアウトドアな俺が誕生する。



ちなみに、停止が明けたら免許を郵送ではなく、平日に門真試験場まで取りに来いというのは、
イヤガラセとしては なかなかよく出来たものだと感じたのだが、いかがなものか。


11月25日

ドラフト会議の日ってちょっとソワソワするよね。


何でって?
いや . . . 電話かかってくるかもしれないし。


何処からって?
いや . . . 若松監督あたりから。


野球経験?
. . . 草野球程度なら。

フライを捕れないのと、肩が異常に弱い事に目をつぶれば、 けっこう素質を秘めたりしてるかもなんて思ったり思わなかったり。 <-戦力外


大学・専門学校時代は、ドラフトの日には必ず自宅待機してたのだが、
さすがにこの歳になるともう プロへの夢も断念してたんですが、 同級生の松井がメジャー挑戦などと言ってるのを見ると、俺もまだまだなんて思ったり思わなかったり。 <-末期的妄想


11月30日

始業時間ギリギリに会社に着くと、おもむろにパソコンの電源をONにし、
サンケイスポーツのホームページ『サンスポ ドット コム』を観る。
これが毎日の日課である。<<働け


そんないつもと同じ日常と思われた11月28日、

サンスポ ドット コムのトップページを観た俺は衝撃に卒倒しそうになった。
天下のサンケイスポーツのトップにですよ




        
               シャク少佐




これでいいのか サンスポ


12月5日

なかなか忙しくなってきまして、
更新間隔が長くなってきております。
まぁ まだ誰も知らないサイトだから問題ないでしょ。


先週からめっきり会社がさびしくなった。

そりゃ20人(3人出向中)ほどの事務所から6人も一気に抜けりゃ、 さみしくもなるってもんです。


いや、問題はそこじゃない
辞めた6人の中に、我が社の全女性社員3名が入ってるのが問題なのです。

とくに我が開発グループ唯一の華が抜けたとあっちゃあ
そりゃあテンションも下がる下がる。


もっと..もっと会社に華をー...




俺が最も華がないのは言いっこなしである。


12月10日

(本日の日記は関西の方以外には非常にわかり難い内容かもしれません)


人の世は時代とともに変わりゆけども、悠久の時を経てなお変わらぬものもある。
そう温泉である。
かの坂本竜馬も戦いで受けた傷を癒すため、また新婚にもかかわらず薩摩藩邸に隠れ住んでいた心を癒すため、温泉旅行に行ったという。


雨の中強行された10月22日の温泉旅行では、なかなか苦杯を飲まされた。
あれは敗戦と言っても過言ではない。

このままで終わっていいのか?
しかし大阪から温泉というと、必然的に京都・城之崎方面となる。
なんか去年から何度となくアッチ方面には行ってるような気もするし、今さらなぁ。



そんなある日、俺の夢枕にあのお方が降り立った。
おおっ!? 諸葛孔明先生

俺の心に現れた孔明先生はこうおっしゃった


    「 蜀を奪りなさい 」


そうだ、温泉といえばいつも条件反射的に日本海方面に向かっていたが、南にも温泉はあるはず。

南といえば、


・・・和歌山かぁ


また秘湯か?
(また和歌山人を敵にまわしてしまった)




とはいえ例によって具体的な計画を立てるのは俺ではない。
行動力あふれるメンバーの1人がお膳立てをし、俺は従うだけである。
なかなか有難いことである。


今回のメンバーは俺以外、全員 阪急沿線(大阪の北寄り)に住んでいる。
その中でも京都方面組と兵庫方面組の2台に車を分乗して旅立つこととなったが、
俺は兵庫組となった。
そんなこんなで当日朝、約90分かけて兵庫組の集合場所である豊中駅に向かう。
ちなみに集合完了次第、南に向かうのだが、我が家の近くを通るにもかかわらず俺を豊中くんだりまで呼び寄せたのは、
ただただ運転手が途中で高速を降りて俺を拾いに来るのが面倒臭かっただけなのは明白である。

かといって今回の車の旅において完全に戦力外である俺(免停中)には、
クレームを付ける権利など認められてはいない。


車は近畿道をひた走る。
そして阪和道(和歌山方面)との分岐でもだたひたすら真っ直ぐ


 ・ ・ ・ あれ?


和歌山に行くんじゃないの?


今回の目的地が伊勢だと知ったのはこの直後のことである。


実は俺は3ヶ月ほど前に伊勢に行っている。
そして伊勢にとくに何も無いことも知っている。
いつもの事ながら今日もやはり雨が降っており、外での遊びは封じられている。
さらに、今回唯一の企画であった秘宝館へ赴くも、すでに閉館となっていた。
秘宝館が潰れると秘宝はどうするんだろう?


しょーがないので午後3時、ホテルにチェックイン <<早っ


こんな温泉旅行ではあるが、今回俺には大きなテーマがある。

『 リベンジ 』である

そう、10月22日のあの木津温泉のリベンジなのである。


さっそく大浴場に向かってみる。
さすがに今回はちょっとデカい旅館だけあって、ちゃんと男女別々に風呂があるよ。
浴槽も3つある。
そんな中の1つは露天風呂である。
伊勢湾に面してるので、海を一望しながら温泉を満喫できるという事か。
これは癒されまくりの予感がする。


 ・ ・ ・ ・ ・ ・


柵があるので立たないと風景が見えない
いや 立つと寒いし。
あと普通海が見えるはずなのだが、どう見ても隣の遊覧船乗り場しか見えてないのはどういう事か。




ま まぁいいか
一応、目的達成してるし <<簡易なリベンジ


あとはひたすらマージャンで1日を過ごす。
わざわざ伊勢に来る意味があるのか?というのは一同の総意であったろう。




2日目、生がきをすすりたい言い出すヤツが現れた。
俺の寝てる間にテレビ東京でも観たのだろうか。

かき嫌いの俺としては迷惑極まりない企画である。
しかし探せば在るもので、崖の上にそびえ立つ小屋。
『中山かき養殖場』
皆そこで、かきを満喫した。俺以外。


養殖場のパンフレット曰く、かきは海のミルクだそうです。

そーいえばミルクも嫌いだわ俺。


12月20日

関西では毎年この時期の恒例、
期間限定のオシャレスポット
それがルミナリエ

その幻想的な美しさと共に有名なのが人の多さ。

おそらく俺とは一生縁のないイベントだと思っていた。

ところが今年は姫の希望により、ルミナリエに初の出撃。

感想を簡単に書くと、
噂に違わぬ人の海。
そんな中をウンザリするほどの時間を経て到着してみれば、
遠目に観れば素晴らしい美しさであった。

ただし、イルミネーションをくぐる際は、気を付けよう。
間近から見るとパチンコ屋と大差ないことに気付いてしまい、
真下から上を見上げると、クモの巣の如く張り巡らされたワイヤーが目に入り、
見てはいけない裏の顔を見てしまったような罪悪感でヘコんでしまうから。


12月26日

日記サイトたるもの普段の更新はおろそかになろうとも、
クリスマスの更新だけは欠かしてはいけないようなので、
ウチも更新せねばなりますまい(偏見)。

とはいえ、この2日間とくに何があった訳でもなく、
普通に会社に行って仕事してきた。
むしろいつもより忙しかったくらいである。

***********************************

昨日ここまで書いたところで寝ちゃいました。
クリスマス更新失敗。


12月30日

暮れのこの時期に、昨日から高熱にうなされております。
ずっと安静にしてるんですが、39度代から熱下がんねーし。
これだけ休んでてマシにならないなら、いっそ開き直って更新でもしてみようかと。


風邪をひくと家族が優しくなるなんてよく聞くけど、
どうやらウチは例外らしい。

熱は高いながらも食欲は湧くので今日の昼、母上に何か作ってくれないかと依頼。
返答は、

    「 イヤ 」

即答であった。
母の名誉のために正確に書くと、食べたきゃ自分で作れとの心温まるコメントも添えてくれた。

さらには昼食をあきらめて再び病床でうなされている俺を叩き起こし、
洗濯物を取り込んでくれとの理不尽要求。

熱出して寝てる時って腰が痛くなるのは俺だけではないはず。
頭も痛くて枕に頭を乗せてられなくなったので、これまた昼間、うつ伏せになって腰を伸ばしていたのだが、
父上に腰を踏まれました。
これって屈折した愛なのか。

いや、マジで我ながら痛々しいくらいの病気っぷりをかもし出していると思うのだが、
ネタや仮病でやってるようにでも見えているのだろうか。


そういやつい先程、トイレに行こうと我が家の1階に降りたら、
両親は明日から里帰りするらしく、荷物をまとめていた。
母親が里帰りする時の決まり文句として、
「 おばあちゃんももう年やから、これで最後になるかも知れんやろ。 」
というのがあるが、
明らかに婆ちゃんよりヤバい俺にはあまり興味が無いらしい。


よくグレなかったなぁ 俺。




ちなみに今、この文章を書いてる横で"本当は怖い家庭の医学"という番組をやってるが、
その中の再現ビデオで38.7度の熱で
 「 まぁ!?すごい熱 」
などと言っているが、今の俺に言わせれば そんなもは微熱だ。


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